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起動させないしガソタム〜おじいちゃんが地下にガンダムみたいな遺産を残していった件〜  作者: じょん-ドゥ
起動させないしZガソタム〜おじいちゃんの野望はまだまだ止まらない〜

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122/202

第14話:適合の候補、あるいは真砂の決意

 息を切らした部下が運んできたのは、

 あの見覚えのある、鮮やかなピンク色のスーツだった。

 私は既にコックピットから降り、


 並んでいる候補生たちを改めて見渡す。

 私の体型は、大きくも小さくもない普通サイズだ。

 目の前の屈強な男性隊員たちが、

 このピチピチのスーツに体を押し込めるのは、

 物理的にどう考えても不可能だろう。

 ……困ったな、と思っていると、

 列の端に、一人だけ小柄な女性隊員がいた。


「……あなたは?」


 私が問いかけると、彼女は鋭い敬礼を返し、

 自衛官らしい無駄のない口調で答えた。


真砂ます聖奈せいな二等空尉。

 次期パイロット候補の一人です」


 凛とした佇まいで、身長も私と同じくらい。

 彼女なら、このスーツを着られるかもしれない。


「真砂さん。これを……、着替えてきてもらえますか?」


 私は腕に抱えたピンク色のスーツを差し出した。

 周りの男性隊員たちが「あの変な服を……?」と

 困惑の視線を交わす中、真砂さんは迷わなかった。


「了解しました。……任務、遂行します」


 彼女は躊躇なくスーツを受け取ると、

 きびすを返して更衣室へと向かった。

 果たして、あの「おじいちゃん特製スーツ」は、

 私以外の人間を受け入れるのか。

 緊張感が、地下施設を支配し始めていた。

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