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幸せの森
見渡す限りの緑。
美しい音色で囀る鳥の声。
樹々の隙間から漏れ出た光が、私の顔を淡く照らす。サワサワと、樹々の葉が揺れ動くたびに、形を変えて届くまばゆい光。
少し湿り気を帯びた土に生した青々しい苔。
横になれば、それらは不思議と低反発のクッションよりも、私の体を優しく包み込んでくれる。
穏やかに流れる時に、身を任せた私の顔には、カクカクした緊張が一切ない。ゆったりとした気持ちに身を任せて、願いを込めて眠りにつく。
「次に目を覚ました時にも、この景色が変わっていませんように」




