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第三幕 古戦場の悪夢 第三場 アイトーリアの王子の囁き
遠い昔、南嶺によって滅ぼされた国があった。
封じられていた黒い魂の邪悪な糸で、いま一枚の巨大な織物が編まれ始めていた。
白魔の心の南嶺の貴族
黒魔の魔の手に揺さぶられ
何故に心を売り渡す
金の王冠 銀の指輪
絹をまとった裏切り者よ
花の笑顔
風の賛辞
空の寛容
地の温もり
雪のこころ
雨の静けさ
波の拍手
火の信頼
信ずることなかれ
南嶺の貴族は腹黒いゆえ
信ずることなかれ
話す言葉に
探る目に
操る指に
陰謀の糸 絡みつき
罠を編みださんと
するものぞ




