神話の添削はここまでですわ。——あなたの存在、赤字でボツにします
「ば、馬鹿な……!?
私の執筆権が、赤字で弾かれていく……っ!?」
『創世神』の絶叫が、轟音とともに響き渡る。
神の光は赤インクに引き裂かれ、空中に浮かぶ神原稿は無残な落書きへと成り下がっていた。
『おのれ……!
一介の人間ごときが、神聖な原稿に泥を塗るとは!
存在ごと消し去ってくれるわ!』
激昂した創世神がシステムを暴走させ、世界を丸ごと初期化しようと『神罰の絶対領域』を叩きつける。
常人の魂なら一瞬で消滅するほどの絶望的な暴力。
だが、メロリアスは飛来する神罰の光を愛用の万年筆で軽くひと突きし、「こんな雑なオーバーキル、添削の価値もありませんわ」と、ガラス細工のように粉々に打ち砕いてみせた。
「……やれやれ。
自分の脳内だけで世界を完結させている『引きこもりの執筆者』は、これだから困りますのよ」
『なに……!?』
「私が世界を赤字で修正しているのは、同情しているからではありません。
ただ純粋に――あなたが天空に掲げるクソプロットが、あまりにも『ゴミクズ』だからですわ!」
『――なっ……!
我が神話に向かってゴミクズだと……っ!?』
「図星を突かれて大声を出さないでちょうだい。
ごらんなさい、あなたの描いた世界を。
ご都合主義のキャラ崩壊、意味不明な展開、伏線の投げっぱなし……!
こんな論理破綻したクソ脚本、アマチュアの底辺でもお目にかかれませんわよ」
『き、貴様……!
神の絶対性を否定するか……!』
「神だろうが執筆者だろうが、駄作は駄作ですのよ!」
メロリアスは一歩も引かず、愛用の万年筆をキリッと突きつけた。
レオンが完璧なタイミングで、お代わりを注ぎながら頷いている。
「おっしゃる通りでございます、メロリアス様。
まずは基礎的な文章構成から学び直すべきかと」
「ええ、本当にそうですわね。
あなた自身を『一網打尽のモブ』に格下げし、『強制ボツ』の最終判子を押して差し上げますわ!」
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
創世神のクソプロットを赤ペンで完全論破するメロリアス様、さすがの切れ味でしたね(笑)
ついに創世神に『強制ボツ』の判子が押されようとしていますが、物語の結末はどうなってしまうのか……!?




