そして日常へ
あれから数日後、気疲れと怠さで学校へ行かずリラックマ宜しく、【僕】はだらけていた
ようやく重い腰をあげて、学校へ
空は青い
ぼけーっと窓の外を見ながら講義を受け、昼に食堂へ
ボケーッとしすぎて、何か忘れていた気がした
気のせいだろうか
食堂へ行くと見知った顔が二人
駿と代々木君だった
「おー、メッセの返事も寄越さねーで心配したぞ 」
駿が肘で小突く
「ごめんごめん、ちょっと疲れててぐてってた」
「あれ、あの日疲れさせちゃったかな?ごめんね、普段来ない2人来たし皆盛り上がっちゃって、、」
申し訳無さそうに代々木君が頭を下げる
いやいやいや、彼のせいではない
全ては彼女のせいだ
などと、口にはできないが
「そんな事ないよ、ちょっとバイトやバンド忙しかったからその疲れも溜まってただけだから、ごめんね気を使わせて」
徹底フォローをする、代々木君は本当に純粋に皆を見て、楽しい学校生活を皆でおくろうとする善人だ。
責めることなどできようか。
ん、あれ、
なんか違和感が
「おはよう、おさぼりさん」
2センチくらい浮き上がりそうになった
後ろから、件の彼女が現れた
脳内でゲームよろしく、コマンドが出てきた
逃げたい
逃げたい
逃げたい
逃げたいしかねえよ。
戦う
魔法
アイテム
のコマンドは無かった
「ちょっと色々立て込んでて休んでただけだよ」
努めて平然とした顔のつもりで答える
「ふーん」
意味ありげな顔で秋葉さんは、【僕】の顔を覗き込んだ
くそう、無駄にビジュアルが強い
「あの日はありがとうね」
口角を上げ彼女は僕に言った
「上野くんが色々遊び方教えてくれて凄く楽しかった。また次があったら2人ともまた参加でいいかなって思ったよ」
おおーっと駿と代々木くんは手放しで喜ぶ
待て
今の言葉におかしな所がある
【僕】の意思が勝手に決められている
「ま、まあ【俺】も都合が着く時があれry痛たたっ」
足!秋葉さんが故意に【僕】の足を踏んでいる
読まれてるのか
次は一人で参加してくれという、メッセージを
謎が多すぎる
なんでまた、次も機会があったら参加するのか
なんでまた、【僕】を巻き込むのか
なんで、あの日までほぼ接点無しの僕にやたらと絡むのか
昔実はどっかで友達だったとか、、、ないないない
なんだよそのライトノベルあるあるみたいな設定
あの日だけ、妙な体験をして
それでおしまい
そして普通に今まで通りの日常へという予想は、どうにもこうにも当たりそうでない気がしてしまった
フロイト先生、これは何故なのでしょうか
ああ、空が青い。
この駿も代々木くんもいる場で、色々と聞きたい所だけど
なんかとても【僕】にとってそれは良くないコマンドな気がして聞けずにいた
4人で自然と同じテーブルに着いて昼食をとる
昼食をとりながら思った
1度、2人で話をせねばと
もうあの日のような集まりや、絡まれる事が無ければいいが
そんな事はないって確率の方が圧倒的に高い
謎だらけだけど、とにかく変な誤解を人に受けぬよう気をつけて秋葉さんと、話さねば
はあ、、
繰り返す
空は青い




