入団テストVS新人選手
今回、獲得する4人外国人の選手を迎えに、関西国際空港に来ている。
現地にはダメダスが行っているので、ダメダスが選手と一緒に来るはずだ。
待っていると5人が出てきたが、38歳のベテラン野手のケビン・アレックスと25歳の投手のマキシマム・タイソンが、殴り合いのけんかをしていた。
「やめろー」
私はそう言うとタイソンの服を引っ張って、アレックスと引き剥がした。
「どういうことだ。タイソン説明してくれ」
「あいつ、俺が不倫された事を馬鹿にしてきたんだ」
つまり不倫の事を馬鹿にされ、殴ったのか。
特殊能力の短気、乱闘、暴力が出てしまった。
「お前、自分の立場を考えろよ!アメリカで国外追放されてるから、お前はメジャーリーガーにはなれない。この日本で成功するしかないんだ。それをまた暴力事件を起こして、日本でも野球出来なくしたいのか!」
つい怒鳴ってしまった。
「御免なさい。もうしません」
タイソンは反省しているようだった。
「何があっても、暴力は振るうな。何かあったら私に言え。必ず解決してやる。色々文句や不満もあるだろう。すべて聞いてやる。一緒にジャパニーズドリームを掴もう」
「もう絶対に、暴力を振るいません」
そう言うとタイソンは泣き出した。
泣いていたタイソンが落ち着いたので、全員で関西国際空港からタクシーで、大阪市にある1軍の青薔薇ドームに来た。
ゼネラルマネージャー(GM)の福山豊さん、球団社長の宮西宗一郎さんと国際部門ディレクターの広岡一馬さんなど、球団のお偉いさんが勢揃いしている。
「それでは今から、入団テストをする。タイソン投手には3人の選手と勝負してもらい、抑えられたら合格とする」
3人のうち1人でも打たれたら、打率.333と野手に打たれている成績になるので、正当な入団テストだろう。
最初は練習に来ていた安井君だ。
安井君を鑑定した。
ブルーローズ 安井まさお 17歳 右投げ両打ち
二塁手G 遊撃手F 三塁手G
野球脳G 成長 超晩成
ミートF パワーG 走力S 肩G 守備F
【野手の能力】 チャンスG 左投手G 右投手G
【野手の能力2】 バントG 盗塁S 三振G 捕球G
【特殊能力】 頑丈E センス最高 経験値10倍
【特殊能力2】 野球の天才 回復E
【未来】 安井まさお 右投げ両打ち
二塁手B 遊撃手A 三塁手C
野球脳A 成長 超晩成
ミートA パワーB 走力S 肩C 守備B
【野手の能力】 チャンスA 左投手B 右投手C
【野手の能力2】 バントB 盗塁S 三振C 捕球C
【特殊能力】 頑丈E センス最高 経験値10倍
【特殊能力2】 野球の天才 回復E
まだ入ったばかりなので、能力は低い。
「お願いします」
安井君はお辞儀をして、バッターボックスに入った。
タイソンは第1球を投げた。
「ビューーーン、ズバーーン」
タイソンのストレートは凄い音をし、グローブに吸い込まれていった。
初球は高めのストレートだが安井君は、バットを振らずに見た。
「ストライーク」
「なんて速い、ボールだ」
「ストレートが伸びている」
「さすが、プロスペクト選手だ」
手元のスピードガンで、155km/h出ていた。
「凄いですね。でも負けないです」
安井君も気合いが入った。
タイソンは第2球を投げた。
「ビューーーン、ズバーーン」
相変わらずエグい球だ。
2球目も高めの甘い155km/hのストレート。
「ストライーク」
安井君は空振りした。
そう簡単に、バットには当たらない。
タイソンは第3球を投げた。
「ビューーーン、ズバーーン」
3球目も高めの甘い157km/hのストレート。
「ストライーク。バッターアウト」
安井君は空振りした。
「完敗です」
安井君は肩を落とした。
「エグい球、こんな左投手を見たことない」
「ストレートがホップしてるのが良いな」
「凄いな。3球とも同じ甘い高めのストレートしか投げずに、入団したばかりのルーキーとはいえ、プロがバットにかすりもしないなんて」
安井君には悪いが、好感触だ。
「2人目は、ケビン・アレックスと勝負したもらう」
次は空港で因縁のある、ケビン・アレックスだ。
「おい、情けない不倫された男よ。いつでもかかってこい」
タイソン落ち着け。ただの挑発だ。
タイソンを見ると思ったより、落ち着いていたが、目は燃えていた。
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