スカウト会議
大阪ブルーローズの親会社青薔薇株式会社が持つ、大阪難波にあるホテルの1室でスカウト会議は行われる。
ここには私や岡田君以外にも大阪ブルーローズのスカウト全員が集まる。
「ほならスカウト会議始めよか」
まず始めに話し出したのは、中川克也さんだ。
中川克也さんは60歳の年配の頭はスキンヘッドで小太りのスカウトで、編成育成本部長兼スカウト部長をしている。
大阪ブルーローズのスカウトのトップだ。
「まず今期のドラフト1位を誰にするですな。宮西さん」
「そうだな」
次に話したのは、福山豊さんだ。
福山豊さんは黒髪で短髪で痩せ型の60歳の年配のゼネラルマネージャー(GM)だ。
大阪ブルーローズを運営する最高責任者だ。
福山さんの質問に答えたのは、宮西宗一郎さんだ。
宮西宗一郎さんは短髪の白髪で体はガリガリだが他の人が怯むような凄みがある人で、長年球団社長をしている90歳を超えるご老人だ。
大阪ブルーローズが優勝したら、死んでもいいと言うぐらいの大阪ブルーローズファンだ。
球団社長とは大阪ブルーローズのトップだ。
宮西さんに嫌われると私はすぐにクビになるだろう。
「是非、横波高校 松川球児選手をお願いします」
私は当初の予定通り松川球児選手を押した。
「松川か。2年の夏の甲子園では母校を優勝に導いたが、秋では神奈川大会でそうそうに負けて春の甲子園は出れなかったよな」
「はい」
福山さんに痛い所を突かれた。特殊能力のサボり癖と手を抜くで、球速も全然出ず弱小チームに打たれて負けた。
「でも調子が悪かっただけで、球速は今年の高校生ナンバー1の156km/hで、変化球も得意のスライダーは曲げる場合は高速に変化し落ちる場合は落差があり、三振の山を築きます。今年の投手でこれほどの投手は他にはいません。是非ドラフト1位でお願いいたします」
僕は深々と頭を下げた。他の人の顔を見ると頷いて居る人や納得している人ばかりだ。彼のスライダーと特殊能力の奪三振能力Bをアピールしたのは正解だったかも知れない。
「じゃあ。今年の1位は・」
「ちょっと待ってください」
福山さんが1位を決めようと急に上原誠さんが、割って入ってきた。
上原誠さんは茶髪の長髪で眼鏡をして体型はスマートで、如何にもインテリですという雰囲気がただよう近畿地区担当のスカウトで、私が全国地区担当のスカウトになったことを妬んでいる。
「松川球児選手は、最近野球をサボっていて、2週間練習に出ていません。そんな不真面目な選手より私の担当の浪速商業大学の滝中順次選手を見てください。球速は150km/h出ませんが、コントロールも良く伝家の宝刀フォークで三振を築きます」
私は映像の滝中順次選手に鑑定スキルを使った。私の鑑定スキルはその選手を直に見なくても
その選手の映像があれば発動出来る。
浪速商業大学 滝中順次 21歳 左投げ右打ち
投手
野球脳C 成長 普通
最高球速145km/h 制球力C 体力C
変化球 スライダー2 カーブ2 フォーク4
投手能力 ピンチD 左打者C 右打者E 奪三振能力D
変化球のキレE 球のノビE 牽制D
ピッチクロック対応E 四球出さないC
特殊能力 頑丈C 真面目 技巧派 緩急C
未来の能力 滝中順次 左投げ右打ち
投手
野球脳C 成長 普通
最高球速147km/h 制球力C 体力B
変化球 スライダー3 カーブ3 フォーク4
投手能力 ピンチC 左打者B 右打者E 奪三振能力C
変化球のキレD 球のノビE 牽制D
ピッチクロック対応C 四球出さないB
特殊能力 頑丈C 真面目 技巧派 緩急B
確かにローテーションを守るには十分な能力だが、松川球児選手のメジャー級の能力には到底及ばない。
しかしどこから松川球児選手のサボり癖がばれたんだ。2週間練習に来てないなんて、上原さんが知るはずもないのだが・・・。そういや一緒に横波高校に連れって行った人がいた。岡田君の方を見た。
「すいません先輩。上原さんに松川球児選手のサボり癖の件問い詰められてしゃべってしまったっす」
「はあー」
私が溜息を吐くと上原さんはニヤリと笑った。
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