ドミニカ共和国へ
着きました。ドミニカ共和国。
ドミニカ共和国はカリブ海にある国で、イスパニョーラ島を西側のハイチと共有し、海やリゾートも有名だが1番有名なのは、メジャーリーガーが多い事である。
ドミニカ共和国の治安は、外務省から全土に対してレベル1(十分注意してください)が出ている。
外務省からは、拳銃や刃物を使用した強盗や殺人事件等の、凶悪犯罪が多発しているため、日本と比べて治安が悪いので十分注意してねという事らしい。
滅茶苦茶恐いので、行きたくなかった。
じゃどうしてドミニカ共和国へ来たかと申しますと、近年、大阪ブルーローズではハズレ外国人野手ばかりで、当たり外国人野手を取ったのはもう10年以上前になります。
それを改善するために、福山GMから外国へ行ってこいと言われました。スカウトはいつ首になるかわからないので、上司の命令には逆らえないのです。なので今年から国内の選手に加え、外国人選手もスカウトする事になりました。
私が今いるのは首都サントドミンゴの東にある、ラス・アメリカス国際空港だ。ここに来た理由はドミニカのウインターリーグを見る為だ。
そのウインターリーグを開催する場所が、ラス・アメリカス国際空港から車で1時間以上かかる場所にある都市のサン・ペドロ・デ・マコリスに、エスタディオ・テテーロ・バルガスという名の野球場がある。
さてラス・アメリカス国際空港で、ブルーローズの国際スカウトのクラック・ダメダスと会う予定なのだが、全然見つからない。
空港の中をダメダスを探すため、彷徨っているとドミニカ人に囲まれた。
「俺のタクシーに乗っていけよ」
「ふざけんな。俺の客だぞ」
どうやらタクシー運転手同士で、揉めているらしい。タクシー運転手かわからないが、私の荷物を取ろうとする物まで現れる。
「ヘルプミー!」
大きな声で助けを求めると、その声に築いてやっとダメダスがやってきた。
「どけどけ、俺の連れだ。車は間に合ってる」
「ちっ、タクシーいらねーのかよ」
「争って損した」
そんな事を言いながら、タクシー運転手達は去って行った。
「ダメダス何処にいたんだよ」
「トイレに行っていた」
ふざけるなよ。知らない土地でドミニカ人に囲まれて、滅茶苦茶恐かったんだぞ。
ダメダスに連れられて、乗車するタクシーまでやって来た。
乗車するタクシー運転手に一日タクシーを運転して欲しいと話すと、1日のタクシー代は1万ドミニカ・ペソと言われた。
1ドミニカ・ペソは約2.6円なので、1万ドミニカ・ペソは26000円だ。
まあ日本でも夜、タクシーを高速道路を使い家に帰ったら、10万以上したとか聞いた事があったので、そんなものかと思い料金を払おうとすると、ダメダスに止められた。
ドミニカの月収の平均は約17,000ドミニカ・ペソで、日本円で44200円になり、労働者の半数以上がそれ未満の月収になっている。
つまりこのタクシー運転手は、私からお金(自分の月収の半分以上の値段)をぼったくろうとした。
まじ恐いドミニカ共和国、空港から出てないのに油断できない。
ダメダスが交渉し適正価格で、乗ることが出来た。
「もう帰りたい」
私がそう言うとダメダスは、今来たところだろと笑いながら言った。




