スカウト会議
今日はスカウト会議だ。場所は前回と同じで、大阪難波にあるホテルの1室だ。
監督以外のスカウトに携わる人は、全員来ている。
「それでは時間となりましたので、スカウト会議を始めようと思います。えー今年の1位は富沢大の西谷銀司選手です」
テレビのビジョンに西谷銀司選手が映し出された。
私は映像の西谷銀司選手に鑑定スキルを使った。
富沢大学 西谷銀司 22歳 右投げ左打ち
外野手D
野球脳E 成長 普通
ミートF パワーF 走力A 肩B 守備D
野手の能力 チャンスE 左投手F 右投手D
バントA 盗塁A 三振D 捕球E
特殊能力 頑丈E 選球眼 カット打ち 粘り打ち
未来の能力 西谷銀司 右投げ左打ち
外野手C
野球脳E 成長 普通
ミートE パワーE 走力A 肩A 守備C
野手の能力 チャンスC 左投手F 右投手B
バントA 盗塁A 三振C 捕球C
特殊能力 頑丈C 選球眼 カット打ち 粘り打ち
完全に守備型の選手だ。控えの選手ならいいが、レギュラー選手ならもの足りない。
「今のブルーローズには、足が速い選手が不足しています。今まで1番バッターとして活躍していた福森選手が引退して、足で掻き回せる選手がいなくなりました。この西谷銀司選手なら福森選手の代わりに、1番バッターとして活躍してくれます」
西谷選手の事を熱弁したのは、東北担当スカウトの小森さんだ。
小森さんは髪は白髪で目は垂れ目で、おだやかな顔をしている。ブルーローズのスカウトを長年しているベテランスカウトだ。
小森さんが担当と言うこともあり、特に反対意見もなく今年のドラフト1位は確定した。
その後も淀みなく進んでいく。
「今年の育成選手の指名で、有力な選手はいますか?」
育成選手は支配下選手と違い、契約金もなく支度金と年俸240万円程度で契約する選手で、人数制限も現状の制度ではないに等しく、格安で選手を大量に取れるので、福岡の球団が14人、文京の球団も12人と過去にたくさん取っている球団もある。
そしてその育成選手の中から、メジャーで活躍するスーパースターが生まれている。
私はGMのこの発言を待っていた。
「います。大阪のPP学園の安井まさお選手です」
「誰だそいつ、近畿地区は俺の担当だけど知らないぞ。今年のPP学園と言ったら、外野手の鰐淵洋次の方が有名だろ。あいつのパワーは凄かった」
また上原さんがちょっかいを出してくる。
知らなくて当然だ。私も最近まで知らなかった。
「その選手は良い選手なのか?」
GMの福山さんが聞いてきた。
「はい。最強の野球部のマネージャ-です」
私は自信満々に言った。
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