表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

44/77

第44話 【ルルの小部屋】 スフィリアへの想い



 ポルぺは、もう遠い。また新しい旅が始まるんだ。


 でも、一区切りついた。よかった。養親(ママ)の想い、果たせて。


 グウェインに会うのは初めてだったけど、本当に素敵な人だった。養親(ママ)にふさわしい人。


 グウェインに養親(ママ)の財宝の在処を伝えに行くのは、禁断の森へ行った帰りにしようと思っていた。まずは、大きな宿命を果たす。その前に、寄り道はできないと思っていた。


 でも。あんな形で、グウェインと出会うことができた。びっくりした。グウェインも窮迫していたのだ。どうしてもあそこで会う必要があったのだ。養親(ママ)の導きだろうか。


 そうだ、養親(ママ)の想い、これは寄り道じゃなくて、本道だったんだ。私は自然とそこを歩いている。養親(ママ)の導きで。これからも養親(ママ)は私を導いてくれるのだろうか? 助けてくれるのだろうか? 


 わかる。


 これからもずっと、私には養親(ママ)がいる。そして。養親(ママ)だけじゃない。今の私には、ユリオとエミナがいる。


 ユリオ、私が宿で養親(ママ)の想いを果たしている間に、魔獣討伐をしちゃったんだって。


 本当に凄い。びっくり。


 強くて、気高くて、それでちっとも驕ったところがない、本物の正しい人。


 私も助けられているだけじゃ、だめだ。


 助けるんだ。ユリオを、エミナを、みんなを。


 それが私の道だ。


 でも、ユリオ、忌木信太朗(いまきしんたろう)君があんなになるなんて。


 向こうの世界じゃ、思いもしなかった。私は人を見る目がないのだ。


 そうだ、私は忌木信太朗(いまきしんたろう)君のお葬式に行った帰りに、異世界(こっち)へ飛ばされたんだ。


 忌木信太朗(いまきしんたろう)君、ユリオの道が、私の道と交わる事は、ずっと前から決まっていたのだろうか。


 わからない。


 いずれ、養親(ママ)が示してくれる。そう、信じている……



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ