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第4話 肺腑の死人⓪

敵は己の中にあるという。

名言や格言に対して様々反論をしてきた僕だが、この言葉に関しては真実だと思っている。

もっとも、敵は自分自身であるという意味ではない。敵を生み出すのは自分だという意味だ。

こちらが折れていれば仲良くできていたはずの者。警戒せずに近づいていれば仲良くなれていたはずの者。悪意を纏って近づいてくる者だって、プライドを捨てて許してやれば懐柔できるものだ。

大体、敵対関係というものはお互いに敵意を向け合って、それから始まる。冷静な方が折れてやればいいんだ。

もし万が一お互いが同時にお互いを敵とみなしたということがあったとしよう。僕は両者にこう言いたい。そんなに通じ合っているなら敵同士になるよりも友達になる方が簡単なんじゃないか、と。

さて、僕とノラについてはどうだろうか。どっちが先に敵意を向けたか、どちらの方が大人げなかったか。

僕はノラだと答え、ノラは僕だと答えるだろう。断言できる。

あいつとは通じ合ってなんかいないが、それくらいは分かるのだ。

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