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拳銃密造少女  作者: SRF
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8月19日(水)「第5回発射テスト」

 忌々しい補習という名の強制授業が今日から再開だ。夏休みが終わるまで残り数日……。今だに発射すらできていない。焦りは募るばかりだ。


 もしかしたら火薬が悪さをしているのかもしれない。解剖したスパーク花火は、色を出すために金属が含まれている。金属があると火薬の発火点が上がるので、火がつきにくくなるのだ。

 だから金属が含まれてない線香花火に変更してみる。いつものホームセンターで二十本入りを買った。火薬のつまった部分を千切り、ほぐして火薬を取り出す。


 試しに燃やしてみよう。ほんのひとつまみの火薬に火をつけた。その瞬間だった。けたたましい音を鳴らしながら火花を散らした。効果は抜群だった。

 試作品03にこの火薬を装填する。バーナーの引き金に力を入れる。が、空打ちするばかり。バーナーがつかなくなった。


 バーナーがだめならライターを使おう。ヤニ父のライターを持ってきた。パイプに弾と火薬、導火線としてティッシュを詰める。そして火を放った。

 視界が煙で真っ白になる。あまったるい匂いがして頭がくらくらする。なのに火薬は一切もえてない!様子をみると、導火線代わりのティッシュだけ燃えてパイプ内には燃え広がってなかった。


 実験場の森からは町を見下ろせる。ふと目線を下にした時、遠くにいるおばさんと目が合った。発射テストを見られたどうかは分からないが、通報されたらまずい。

 大急ぎで荷物をまとめ撤退する。こんな調子で夏休みまでに完成できるだろうか。これにて二十四日目の報告を終了する。

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