↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
拳銃密造少女  作者: SRF
PR
25/30

8月17日(月)「下準備」

 何故か母親も父親も家にいる。密造はまたお休みだ。昨日は耳が壊れるくらいうるさかったのに、今日は静かだ。スマホの画面ばかり見つめて誰も喋らない。此処に愛はあるのだろうか。


 幸せな家族の思い出はいつが最後だっただろうか。いつも母が細かいことに怒って父を責め立てて平和が壊れる。

 幸せが一つも無かった訳ではない。宮島に行った時やマリーナホップに行った時は楽しかったと覚えている。どれも小学校以前だったけれど。


 それから母の機嫌を損ねないよう父は何も関わらないようになった。夜遅くにしか帰って来ないし、私と喋ることも月に一回あるかないか。私がお母さんからひどく怒られている時だって助けてはくれない。

「お父さんからも何か言ってやって!」

「ん?あー……りんちゃんも我儘を言うのは良くないぞ。」


 嫌なことを思い出した。ひたすら花火を削る。今まで弾が飛ばなかったのは火薬不足かもしれない。火薬がもっともっと必要だろう。

 背後から気配がする。まーた幻覚だ。今日と昨日だけでもう3回は見てる。無視して続行する。


 小さじ一杯分ほど火薬を用意できた。少ないだと?いかんせん花火が硬くて削りづらいのだ。明日こそは発射テストをしよう。これにて二十二日目の報告を終了する。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。