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拳銃密造少女  作者: SRF
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8月14日(金)「第3回発射テスト」

 前回と前々回の反省を生かし、銃の改良をする。実際の銃の構造を調べて、密閉しながら火薬に着火する方法を考える。


 チャッピーによると、火薬は酸素がない空間でも燃えるらしい。火薬自体が酸素を含んでいるからとのこと。

 実際の銃では、撃針が薬莢にある雷管を叩くことで、火薬に圧力を加えて発火させている。私はこれらの機構を作るのを面倒くさがって、直接バーナーをぶち込んだ。でもパイプ内の密閉空間ではバーナーが使えなかったのだ。


 実際の銃の機構を作るのは難しいだろう。特に雷管の入手は法で制限されている。と、なればこのバーナー着火のやり方しか残っていない。


 まず円形パイプに火薬を詰める。次に、バーナーを点火。炎の先を思いっきりパイプに突っ込む!そうした途端、火が消えた。酸素不足だ。

 今度はパイプの口にティッシュを垂らして導火線代わりにしてみる。確かにティッシュを燃やすことはできたのだが、途中で消えてしまった。


 気がついたら夕方だ。今日はおばあちゃん家にいくのだ。早く荷造りしなくては。発射テストを切り上げ下山する。


「忘れ物ない?!」

「ないよー」

 密造の跡を消し、荷造りもどうにか間に合わせた。 広島駅に行って、新幹線に乗る。窓から見える景色は山ばかり。けど電波塔を数えるのが楽しい。もしも、母を殺して自由になったら何処かに行きたいな。


 おばあちゃん家の引き戸を開ける。ガラガラと鳴る戸の音と、来た来たと騒ぐ声が聞こえる。


「おーりんちゃんたこなったねぇ」

 おじいちゃんだ。前より腰が曲がっただろうか。『たこ』ってなんだろう。


「よく来たね、唐揚げとっといたよ」

 おばあちゃんだ。以前と変わらない。たくさんのご飯を持ってきてくれた。助けて。


「おーりんちゃんじゃん!おひさ〜」

 母さんの妹。叔母さんなのだが、おばさんって感じないぐらい若い。そばのちびっ子二人が従姉妹。

 いとこたちに話しかけてみるが、反応してくれない。トモコレに夢中になっているのが姉のなつ、姉のゲーム画面をのぞいているのが妹のさつ。


 従姉妹たちが反応してくれない。成長とスイッチの恐ろしさを体感した。悲しいのでお風呂に行ってくる。これにて十九日目の報告を終了する。

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