8月13日(木)「第2回発射テスト」
今日はレイティーんちに遊びに行く。だが帰り道に昨日作った試作品02のテストをする。
遊ぶやつらはみんな中学生、小学生からの友達だ。あずさ、レイティー、色くん、アサの4人。
あずさ。普通のように振る舞っている変人。
レイカ。自分を変人だと思っている社畜予備軍。先生みたいに真面目だからあだ名はレイティー。
色くん。面白いことはなんでも傍観する人。
アサ。シンプルに人見知り極めし男。
そして私。かつてうなぎを自称していた。全員「こいつらよりは普通」と考えてる曲者の集合体。似たもの同士、仲が良い。
レイティーんちで何するのか。駄弁るだけである!お互いの高校の様子とか、ゲームの話とか、夏休み終わってほしくないとか。久しぶりということもあってか、話題は尽きない。
「うなちゃ〜ん 肩を揉んであげよう」
あずさが突然言い出した。うなちゃんとは、うなぎを自称してた頃の名残。
「前うなちゃんがやってくれた揉み方するね〜」
肩ではなく鎖骨を揉まれている。こしょばゆくて笑いが止まらない。窒息死しそう。こんなの肩揉みじゃない鎖骨揉みだ。
「死にかけで草」
煽りながら色くんが追撃を飛ばしてくる。アサもニッコニコで加勢してくる。ふざけんなよお前ら!
……息を切らしながらレイティーに介護される。笑い散らかして髪がぐちゃぐちゃになったので、レイカが髪を結ってくれた。
遠くの方ではアサと色くんが乱闘してる。あずさは何故か崩壊スターレ⚪︎ルを起動。私はレイティーに膝枕されて頭撫でられてる。めちゃくちゃだよもう。
家に迷惑がかからない程度に暴れた後、家を出る。こいつらは変わっているけれど礼儀はある。お邪魔しましたとお礼をして、それぞれの帰路につく。
日はまだ落ちきっていない。試作品02の発射テストをする。山奥の実験場まで向かう。森の中は薄暗く、危険な雰囲気が漂っている。
試作品02は、銃身を半円パイプにしたものだ。これで火薬に火がつき弾が飛ぶはず。引き金を引いて点火する。
結果から言うと失敗だった。火薬が勢いよく燃えただけで、弾は一ミリも飛ばなかった。恐らく原因は火薬の量不足と、爆轟が起こらなかったこと。
火薬に火がつくと弾が飛ぶのは、密閉された中で爆轟が起きて強い圧力が発生するからだ。試作品02は空気を入れようとするあまり、密閉できてなかった。
つまり、空気がないと火薬が燃えないし、密閉しないと火薬が燃えても弾が飛ばない。拳銃密造の難しさを実感した。これにて十八日目の報告を終了する。




