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拳銃密造少女  作者: SRF
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8月12日(水)「改良」

 今日はパイプに空気を通すための穴を開けれるかチャレンジする。家の前の踏切から石を借りてきた。石を握りしめ、振り下ろす。鈍い音が響き渡る。パイプは少し傷ついた。

 この作業を繰り返すこと30分。パイプは傷跡が増えただけ。力だけで穴を開けるなんて到底無理だった。踏切に石を返し、別の作戦を考える。


 昨日から幻覚の症状は治ってない。常に視界の端に誰かが立っているように見える。振り返っても誰もいない。

「こーんーにーちーはー!」

 存在しない誰かに話しかけてみる。

「邪魔すんなら帰ってー!」

 ……返答はない。部屋には虚しく私の声が響いた。恥ずかしくなったので話すのはやめた。


 天才的なアイデアを閃いた。円パイプから半円パイプにすればいい。上部分がごっそり無くなれば、着火点にも空気が届くだろう。


 今できている原型の銃は、バーナーにパイプを装着して出来ている。左手でバーナー、右手でパイプを掴んで引き剥がす。力を込めるとすんなり分離できた。

 接着には、何年モノか分からない瞬間接着剤を使っている。おそらく接着力が劣化していたのだろう。


 ホームセンターで半円パイプを買ってきた。短めのにしたので切断しなくていいのだ。バーナーに半円パイプを合体させ、銃の原型の出来上がりだ。これを以後、試作品02と呼ばせてもらう。


試作品02を風呂場に持っていく。引き金を引き、火が着くか確認する。問題ナシ。今度、試作品02で発射テストを行おう。これにて十七日目の報告を終了する。

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