↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
拳銃密造少女  作者: SRF
PR
18/30

8月10日(月)「第一回発射テスト」

 ようやく1人になれる日だ。かばんに今まで集めてきた材料や銃の原型、まとを詰め込む。今日は、ついに発射テストを行う。

 だが実験場を神社から変更せざるを得なくなった。監視カメラが付いていたのだ。つまり花火解剖や肝試しも全て録画されていたわけだ。もうあそこには行けない。


 火事が怖いが、山奥で発射テストを行う。山奥は開けていて、誰か来ることは絶対に無い。

 山道は一応あるのだが、何年も手入れされてないようで落ち葉が積もり積もっている。滑ってこけながら山奥地点へ登る。

 山の中ではたくさんの虫が飛んでいる。バックを置こうと地面を見る。落ち葉の裏に変な虫やその死骸がいた。虫まみれでゾッとする。でも帰る訳にはいかないので発射準備を進める。


 火薬を少なくし過ぎたら弾が飛ばないし、火薬を入れ過ぎたら銃が爆発するかもしれない。程よい火薬の量を見極めなければならない。

 爆発で破片が飛んできたら怖いので、レインコートに仮面に手袋をして完全防御体制で行う。猛暑でこの服装は暑いけど仕方ない。


 火薬をひとつまみとパチンコ玉をパイプに入れる。脇をしめ、水平に銃を構え、引き金を引く。

「カチッ」

 引き金の音がするだけで何も発射されない。火薬に着火してない様子から、そもそも火が付いていないようだ。


 燃焼するための酸素が無いのかもしれない。弾を取り出して火薬のみ装填してみる。引き金を何度も引くが、火すらつかない。再度引き金を引くと、突然銃口が火を吹いた。

 青い炎は完全燃焼していて1500℃。火薬の量やバーナーに問題があるわけではなかった。でも弾を入れると火がつかない。弾が空気が通る道を塞いでしまうのが良くないのだろう。


 色々試す間に一時間も経っていたらしい。重装備なせいで全身熱がこもっている。熱中症になるまえに切り上げる。

 山は登りより下りの方が大変だと誰かが言っていた。本当にその通りだと思う。下りはさらに滑りやすく、転げ落ちたら無事では済まない。木や岩に捕まってズルズル下山する。


 非常に疲れた。元々インドアなので余計にだ。だが発射テストで得られたものは大きい。次は銃身に穴を開けて空気の通り道を作ろう。これにて第一回射撃テスト及び十五日目の報告を終了する。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。