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拳銃密造少女  作者: SRF
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11/30

8月4日(火)「原型完成」

 ……重たい体をぐったり起こす。スマホを付けると12時だ。寝過ぎたな。昨日さやみんに借りた漫画を読んでいて夜更かししてしまった。


 朝食兼昼食のうどんを啜る。いつも通り食感しかない味気ないうどんだ。うどんが不味いというよりかは私の味覚が機能してない。味覚がイカれてるのは小学生からなので大丈夫だ。


 今日はガスバーナーとパイプを合体させる。瞬間接着剤を開かずの間で拾った。きっと強力にくっつくだろう。

 ガスバーナーの引き金から着火口までのチューブ部分に接着剤を塗る。そして乾かないうちにすぐパイプの中にチューブを滑らせる。少し待ったあと、逆さにして落ちないか確認する。問題なし。

 だが瞬間接着剤が材料と手をくっ付けてしまったみたいで離れない。困ったなあと呟いたその瞬間。


 ____ガチャ。玄関が開く音がした。

「りんちゃ〜んただいま〜」

 母親が帰ってきたのだ。

慌てて材料を机の下に押し込もうとするが、手とくっついているせいで離れない。まずいまずいこのままではバレてしまう。


 お母さんがどかっと荷物を置いて横たわる。

「ちょっと、おかえりは無いの?はぁ〜胃の検査のバリウムがほんと辛くてずっとお腹痛い〜」

「ッ……おかえり母さん。仕事は大丈夫なの?」

「職場の人に言ったら早退させてもらってね〜」

 ペラペラお母さんが高速で話す。

「そりゃ良かったね」


 クソッ。指が痛い。むりやり剥がしたので指の皮がもってかれた。滲む血を舐めて痛みを誤魔化す。幸いにも材料はバレてないようだ。


「あっやばいまたお腹痛くなってきたっ」

 母親がトイレに行っている隙に、材料たちを箪笥の後ろに隠す。指に絆創膏を巻き、ため息をつく。まさかフェイントされるなんて、平日でも安心できないな。これにて九日目の報告を終了する。

 

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