第2話 おじいちゃん
おばあちゃんの家は結構な田舎にある。
ぽつんと一軒家ではないけれど、近所にはだいぶん空き家が増えてきているらしい。
ちょっとした森と、田圃や小川が周りにあってこれぞ田舎!っていうイメージそのものだ。
おばあちゃんの家にも、最近流行りの(?)の怪しい電話が良くかかってくるらしい。
オレオレ詐欺の電話がかかってきたときには、
「おばあちゃん、オレだけど・・・」
「おや、カムパネルラかい?久しぶりだね~」
(カムパネルラって銀河鉄道の夜?)
「そうだよ、カムパ・・・ルラだよ」
「自分の名前もちゃんと言えないような子は、うちの子じゃないよ!」
って電話をガチャ切りしたこともある。
いや、自分も『カムパネルラ』ってサラッと言える自信ない。っていうか、自分の名前『カムパネルラ』ではないし・・・。
また別の日の電話では、
「もしもし、○○さんのお宅でしょうか?」
この電話の相手は、うちの難しい苗字の読みがあっていたらしい。
「はい、○○です。」
「すみませんが、ご主人様はおいででしょうか?」
「あら、ちょっと前に出かけたんですが・・・」
「そうですか、いつ頃お戻りになられますか?」
「そうね~、来年のお盆には帰ってくるとは思うんだけど・・・」
仏壇から「ガタ」っという音がした。
「あら、まだ居るみたいね」




