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ある村の巫女の独白
聖人、光人、精霊、竜の力は釣り合いが取れている。
竜は頑丈な体を持っているが、魔法による攻撃に弱く、竜特有の呪いさえ光属性には効かない。
精霊は魔力を自然から無限に近く吸収できるが、体は脆弱。
聖人は神の加護を与えられているが、光、闇、無の属性しか持っていないことで、他の抵抗力を持っていない。
光人は他の種族で唯一、光と闇以外の8種類を持っているが、その他で突飛しているところはない。
白髪の少女がそう書かれた本を捲る。
「ふむふむ、それぞれに強みと弱みがあるのですね。」
種族に関する本を元の棚に戻し、絶版の歴史書を手に取り、捲る。
「種族として友好を約束したのは200年も前なのですね。そして、混血は友好を示す次世代に期待した、と。」
少女はむむっと考え込んだ。
「ホリーフィア王国の女王陛下は、どうして聖人の血に価値を置くのでしょうか?」
「聖なる加護をもつ人間と光を抱く人間。人間であることに違いはないはずなのに…。」




