七人の騎士と女王
ホリーフィア王国のある部屋の円卓の上座に女が座っていた。
「もう少し、あの女を絶望させるためにあの愚弟との仲を深めさせたいのよね。どうしたらいいかしら?」
紫の髪を指に絡ませて遊びながら円卓に座る7人の騎士に問う。
「刺客を送ったらどうです?」
赤い髪の筋肉隆々の男が言えば、
「出たよ、脳筋。」
と銀髪の痩せすぎた男が言う。
「誰が脳筋だ!刺客を送って切磋琢磨することで仲が良くなると本に書いてあったぞ!」
「ごくん、本なんて読むんだ、意外。もぐもぐ。」
「それ、たぶん違う。」
赤髪の男が胸を張ると、黄土色のふくよかな女は驚き、緑色の髪の気だるげな男が突っ込んだ。
「あ、あの〜。私の案、いいですか?」
そこに青い髪のメガネをかけた女がおずおずと手を上げた。
「いいわよ。」
「ターゲットは今、アインウォルナ帝国の港に向かって、最短でシャイン教国に向かってるんですよね?」
「その通りだ。」
青い髪の女の確認に金髪の男が答えた。
「では、シャイン教国行きの船を塞いで、竜牙国に行かせて、同じ時を長く過ごさせるのはどうでしょうか?」
「相手を知れば知るほど親密になるものだものね~。時間をかければ、かけるほど、ね。」
桃色の髪の妖艶な女がクスッと笑う。
「どうだ。女王陛下。」
「うん。いいわね。それでいきましょう。」
あの女の絶望の顔を見るのが楽しみね。




