表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
航図無限 ~最弱の水夫、ただ《道具超強化》だけで七つの海を制した男~  作者: 伝説の男前
第五部:世界周航編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
57/87

幕間 タケルとジロウの実況録

「さあさあ皆さん! 本日も見張り台より、蓮の兄貴のこれまでの活躍を、振り返ってお届けします!」


タケルの威勢のいい声が、甲板に響き渡る。


「まずは、あの伝説の一戦、海賊王ダゴール討伐戦!」


「あれはすごかったなあ。強化された主砲、一撃でダゴールの旗艦を大破ですよ!」


ジロウが、身振り手振りを交えながら続ける。


「続いては、カラベラ防衛戦! 廃船から蘇った、まさかのガレオン艦隊!」


「あの時のドルシスの爺さんの采配、渋かったよなあ」


「渋いって言っても、実際に強化したのは蓮の兄貴ですからね!」


「わかってるって! でもよ、蓮の兄貴、絶対『俺は何もしてません』って言うだろ」


「言う言う! 絶対言う!」


甲板に集まった乗組員たちから、どっと笑いが起こる。


「そんでもって、五大海洋勢力の統合! これもう、歴史の教科書に載るレベルですよ!」


「載る載る! 俺たちの子孫が、いずれ学校で習うレベルだぜ、これ」


「で、今度は、未知の大陸文明との交渉ですからね。もう、兄貴のやることのスケール、どんどんでかくなってません?」


「なってるなってる! 最初はただの小刀強化だったのによ!」


タケルとジロウの掛け合いに、甲板の緊張が、少しずつ、和らいでいく。


「さて、次は、いよいよ、あの未知の大陸文明との、本格的な対話が始まるわけですが!」


「俺たちの兄貴なら、きっと、うまくやってくれるはずです!」


二人の実況は、単なる娯楽以上に、艦隊全体の士気を支える、大切な役割を担っていた。


蓮自身は、少し離れた場所で、その様子を、照れくさそうに、それでいて、どこか嬉しそうに眺めていた。


「まあ、あそこまで大袈裟にされると、恥ずかしいですけど……」


蓮が、隣に立つイザベラに、そっと呟く。


「いいじゃないか」


イザベラは、静かに笑いながら答えた。


「あの二人のおかげで、皆の士気が保たれている。それも、立派な力のひとつだ」


蓮は、静かに、その言葉に頷いた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ