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航図無限 ~最弱の水夫、ただ《道具超強化》だけで七つの海を制した男~  作者: 伝説の男前
第四部:海洋覇権編

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幕間 紅蓮と島の子どもたち

島嶼連合との協力関係が結ばれてから、紅蓮は、島の子どもたちに囲まれる時間が、以前よりも増えていた。


「ねえ紅蓮様、本当に、王国の人たちと、仲良くするの?」


幼い少女が、不安げに尋ねてきた。


紅蓮は、静かに、少女の前に膝をついた。


「不安に思う気持ちは、わかるわ。私たちは、長い間、あの人たちのことを、恐ろしい存在だと教わってきたから」


「うん……」


「でもね」


紅蓮は、静かに、優しい声で続けた。


「あの白鯨号の船長さんも、そして、あの蓮という水夫も――決して、あなたたちを傷つけるような人たちじゃないわ」


「本当に?」


「ええ、本当よ」


紅蓮は、静かに微笑んだ。


「大事なのは、誰と手を組むかじゃなくて、どんな想いを持って、手を取り合うか、ということ。あの人たちの想いは、私たちの想いと、きっと同じよ」


少女は、まだ少し不安げな表情を浮かべながらも、静かに頷いた。


「紅蓮様が、そう言うなら……」


「これから、あなたたちが大人になる頃には、きっと、もっと穏やかな海になっているはずよ」


紅蓮は、遠く広がる海原を見つめながら、静かに、そう呟いた。


その言葉には、かつて故郷を失った紅蓮自身の、切なる願いが、静かに込められていた。


二度と、誰にも、あの日の自分と同じ痛みを味わわせたくない。


その想いこそが、紅蓮を、この新たな協力関係へと、突き動かしていたのだった。


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