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最終戦線の老兵 ―JZ-65伝説―  作者: ちょいシン


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第五章・第四節 奇跡の老兵、立つ!

ゾンパニF世界大会、本戦トーナメント。

JZチームの四人が挑む最後の激戦!

弾切れ、絶体絶命――それでも老兵は立ち上がる。

仲間と共に起こす奇跡の連携戦!

 ゾンパニF世界大会・本戦トーナメント。

 実況席のボルテージは最高潮――観客数十万の視線が、今まさにひとりの老兵に注がれていた。


「じいじ、右からゾンビ来てるっ!」

「了解、美羽!」

「翔、グレ準備!」

「任せろーっ!」

「TACT、援護頼む!」

「了解、JZさん! こっちは弾幕で焼き払うッ!」


 爆音と光の雨が画面を覆う。

 四人の連携は、まるで長年戦場を共にした部隊のように滑らかだった。

 ときおり翔がテンション高く叫び、美羽が真剣な指示を出し、TACTが機械的な精密射撃で支援。

 そして中心には――じいじ、こと佐藤重蔵の姿があった。


「老眼でも照準は外さん!」

 ショットガンが火を噴く。ゾンビも敵プレイヤーもまとめて吹っ飛ぶ。


 観客席がどよめく。


「老兵の反応速度、バケモンじゃね?」

「JZさんまだ人間なの?」

「このチーム、平均年齢バグってるw」


「よし、残りウェーブあと一つ!」TACTが冷静に言う。

「でも弾がもう無いよっ!」美羽が焦る。

「俺の分も尽きた!」翔も叫ぶ。

「……ならば、最後はこれじゃ!」


 じいじが取り出したのは――まさかの近接ナイフ。

 TACTが絶叫した。

「それ、最弱装備じゃないですかJZさん!?」

「老兵には、経験という武器がある!」


 敵チーム〈デス・リーパーズ〉の猛攻が始まる。

 TACTは盾代わりに前へ出て被弾し、美羽が回復を回す。

 翔が声を張り上げた。

「じいじ、今だっ!」


 じいじが飛び込んだ。

 ナイフ一閃。

 敵リーダーが驚愕の悲鳴を上げる。

 続けざまにヘッドショット――そして爆破トラップが炸裂!


 画面に**「TEAM WIPE OUT!!」**の文字が輝いた。


「勝ったぁああああっ!!」翔が叫ぶ。

「じいじ最高っ!」美羽が笑顔で両手を上げる。

「JZさん、やっぱ伝説っすね……!」TACTは感嘆の息を漏らす。


 重蔵は静かにマイクを握りしめ、低く呟いた。

「……老兵は死なぬ。ただ、バグらぬだけじゃ。」


 チャット欄が大爆発。


「名言きたwww」

「じいじ尊い」

「これが伝説のJZムーブ」


 四人は笑い合いながら、次の戦場に向けて拳を突き合わせた。

TACT、美羽、翔、そしてじいじ。

四人が心をひとつにした瞬間、戦場に奇跡が起こる。

「老兵は死なぬ。ただ、バグらぬだけじゃ。」

次節、ついに決勝戦へ――!

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