前へ目次 次へ 28/52 興津 再び海岸線沿いをしばらく行けば、興津《おきつ》宿に着く。 興津といえば、かつて明治の元老・西園寺公望《さいおんじきんもち》の別荘があったところ。 皇族も保養に訪れていた、景勝地である。 そんな歴史のある街で、昼休憩。 名物の桜エビのかき揚げ丼を食べて、薩埵峠を越えてきた疲れを癒す。 「サクッサク!桜エビちゃん、最高!結婚したいわ」 「美味しい〜!駿河湾、最高!結婚したいわ」 峠越えの疲れも、回復した二人は、元気良くスキーを滑らせて、次の江尻《えじり》に向かうのであった。