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冥刀抜錨トリニティGEAR  作者: 亜亜亜 無常也
漆ノ章 ~PROJECT XX~

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740/870

chapter740 カナタ畏怖

 とりあえず三人はジンナに事情を話す。

 それに納得すると同時、難しそうな顔をするジンナ。


「今は厳しいと思う。親や兄弟ですら中に入るのは厳しいし」


 前までは多少緩かったのだが、この間の件のせいで色々厳しくなった。

 忘れ物を届けに来た親や兄弟ですら、中に入るのは出来ず、出入り口付近で待機になる。

 用事があって中に入ろうとする人でも、教職員が同伴しないと、中で行動出来ない。


『面倒臭くなったっす』


 とはザンカ談。


 それにユウナは問題ない、と笑う。


「スニーキングミッションはよくやったから得意」

「「やるな!?」」

「潜入も得意だから、問題ない」

「「問題しかない!?」」


 ユウナの言葉に、イヌコ、ジンナ、レイリの三人がツッコミを入れていると、


「学校近くで貴方達何をしてるの?」


 それはカナタだった。

 ジンナとイヌコの目が輝く。

 

「カナタ先輩……」

「丁度良い所に来てくれました」

「回れ右したくなってきた……」


 げんなりするカナタにクインがユウナを紹介する。


「サクのあっちの知り合い」

「へえ、そうn」


 カナタの視線がユウナを捉えた途端、言葉が止まる。

 そのまま硬直してしまう。


「「?」」


 ほぼ全員が疑問に思う中、ユウナは何かを察した顔をする。


「へえ……」


 そう一言呟く。

 そして、カナタに近づき口を開く。


「君はわかるんだね」

「……ッ!?」


 その言葉に、カナタは右手に刀、左手には呪符を出し、戦闘態勢に入る。

 だが、その顔は真っ青で汗びっしょり。息も荒い。

 手や足も震えている。

 まるで何かに怯えてるかのよう。


 尋常でない様子にユウナに視線が集中する。

 空気が緊迫していく。


 クインが双大剣を突きつけ聞く。


「何した?」

「何も」


 肩を竦める。

 それにジンナが冥刀を展開し、ユウナに視線を向けながら告げる。


「……どう見てもそうは見えないよ」


 緊張が高まって行く中、カナタが告げる。


「こ、この人は何もしていないわ。た、ただ驚いただけだから」

「な、何にですか?」

「この人……凄く強いのを感じ取っただけ」


 カナタは秘咒で対象の強さが何となくわかる。

 今まで強い人は何人も見てきたが、この人物――ユウナの強さは異常だった。

 まるで、山脈や災害と形容するしかない。


 そんなカナタにユウナは捕捉する。


「普通の人には、僕の強さってわからないみたいだよ? 大きすぎて見えないんだって」


 過去に言われた事を思い返してユウナはこう言った。

【コソコソ話】

(㈩*㈩)<前も説明した見える強さ、見えない強さ。


(㈩*㈩)<ユウナは前者のタイプ。なんだけど、あまりに大きすぎて強く見えない。


(・▽・)<サクとは別の意味で突っかかる人が多いんですね。


(㈩*㈩)<うん。彼女の場合、一流の戦闘者がヤバイって気づくくらいだから。


(㈩*㈩)<カナタの場合、秘咒のせいでヤバイように見えた。

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