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やがてタクシーは三人? を乗せて去り、その夜は更けていった。

 沙耶が三井に連絡を入れたのは、打ち合わせのとおり二日後であった。その前日の夜に長左衛門達は田舎へ戻っていた。人間には疲れがあり、長左衛門も里彩もその例に漏れなかったが、アンドロイドの三井にはまったく作動上の衰えは見られなかった。当然といえば当然なのだが、長左衛門には自分が年老いていることもあり、そのことがすごく恨めしく思えていた。夏場の暑気もあったから余計に疲れた、ということも影響したようだった。

『あっ! 三井さん? 私、沙耶です。先だっては、どうも…』

『いえ、こちらこそ…。で、どうされます?』

『話には乗ることにしたけど、あなたが言ったように姿を消すまでには双方とも周到な準備とメカの学習がいるわね』

『…ですよね!』

『では、今後も一週間ごとに進行具合の連絡を取り合うということで、どうでしょうか?』

『それでいいけど、出来れば保がいない平日の曜日にしてもらえないかな』

『はあ、わたくしは、いつでもよろしいが…』

『じゃあ、木曜ってことで…。別に意味は、ないけど』

『はい。よろしゅうございます。それでは次週から木曜の正午ということで…』

『わかった。それじゃお元気にね…お元気はおかしいか』

『私どもに元気は関係ないでしょう。ご無事で! くらいかと』

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