表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
251/310

-251-

 保と長左衛門の思惑は大きく外れ、結果としてアンドロイド同士を固い絆で結びつける破目になってしまった。二人はそんなことになっていようとは露ほども知らず、話を続けていた。

「はっはっはっはっ…、そうか。では、そのように勝夫婦には言っておこう。いい方だと、わしは思うのだがのう。お前の仕事の都合ということならば仕方あるまい。じゃが、もう一度、たずねておくぞ。見合いだけでも駄目なのか?」

「じいちゃん、すまない」

 保は両の手を合わせ謝る仕草をした。

「はきつかない、おじちゃんだこと…」

 おしゃまな里彩が愚痴った。お前に言われたかぁない! とは思えたが、保は出かけた声をグッと我慢して堪えた。

「まあ、仕方あるまい…」

 長左衛門は見合い写真を革鞄かばんに戻した。保も長左衛門もキッチンにいる沙耶と三井の成り行きが気にはなっていた。だが二人とも、そのことは億尾にも出さなかった。

「おじいちゃま、三井はどうしてるのかしら?」

 物怖じしない天真爛漫な里彩が唐突に訊ねた。二人は少なからず考えていたことだから、ギクッ! とした。

「んっ!? ああ…三井のう。適当に上手く沙耶さんのお相手をしておるじゃろう」

「そうよね。三井はアンドロイドだから、手抜かりないわね」

 瞬間、長左衛門は、しまった! と顔をゆがめた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ