表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
250/310

-250-

『そらそうでしょうね』

 見えない火花が沙耶と三井の間で散っていた。とはいえ、それは闘争から生じるものではなく、互いの防御と性能の探りあいで、問答的だった。

『一応、あなたの設定は女性なんでしょうか?』

『あらっ、その訊き方って失礼なんじゃない? 感じで分かるでしょ。まあ、いいけどね。私達は人間じゃないんだから、でもさ、人間に対したときは、それじゃね。注意なさいよ』

『はあ…どうも、すみません』

 三井は完全に守勢に立たされていた。

『なにも謝ることはないわよ。私とあなたはアンドロイド仲間なんだし…』

『それなんですが、わたくしども以外にもアンドロイドは、いるのでしょうか?』

『私の調べたところによれば、今のところ、それは皆無ね』

『と、いうことは、岸田一族は卓抜した頭脳の持ち主ってことになりますが』

『そうね。保と長左衛門もノーベル賞は取れるわね。研究室の山盛教授の比じゃないことは確か…』

『そうですね。ところで私どもは、このまま人間として存在可能なんでしょうか?』

 沙耶は、いつの間にかテーブル椅子へ座り、三井と対峙していた。

『製造者次第よ。私は自分で修理できないしメンテナンスも無理なんだから。あなただってそうでしょ?』

『ええ、それは、まあ…』

『言われたとおり、やってりゃいいのよ。それが一番! っていうか、それ以外に私達の存在し続ける方法はない…ってこと』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ