表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
249/310

-249-

『沙耶さんはアンドロイドですよね!?』

 二人? きりになったキッチンで、三井が突然、仕掛けた。

『…はい、そうですけど、あなたもですよね!?』

 沙耶も負けてはいない。瞬時に鋭く返した。三井は想定外の返答に少し、たじろいだ。

『ああ、まあそうでございますが…』

 しばらく沈黙が続いた。沙耶はその間も台所の片づけをし、手を動かしている。三井は手持ち無沙汰のままキッチンテーブルの椅子へ腰を下ろし、黙っている以外、手立てはなかった。片づけ物が終わったとき、今度は沙耶が攻勢に出た。

『三井さんは、いつ製造されたんですか?』

『はっ!? ええ、私は一年ばかり前でございます』

『って、私が先輩ってことね』

『? と、いいますと?』

『私は、それ以上前の製造物なの』

『そうなのですか…。では、いろいろとご指導を仰がねばなりません。よろしくお願いを申し上げます』

『なんか、言い方が硬いわね』

『先生にもそう言われております。もう一度、プログラムを差し替えようかと…』

『まあ、あの長左衛門の作なら仕方ないわね。保よりは、ね』

『はあ、それはこのわたくしめにも理解できます…』

 三井は、まったく反論しなかった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ