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「ほっほっほっほっ…。そう感じたか。改良結果は良好、良好! いやなに、お前がそう感じれば、わしの技術力も未だ捨てたものではない、ということじゃからのう」

 会話をやめ、三人? は館入口の通用門をくぐった。

「よしっ! それじゃ、岸田君の線で今後は行こうじゃないか」

 山盛研究室では、保のプレゼンテーションが終わり、教授がGOサインを出したところだった。

「はい!」

 異口同音に三人の声がし、保の飛行車案は正式に山盛研究所の研究対象に決定した。保としては、無事に終わったから、やれやれである。スクリーンに映し出された飛行車のキャド(コンピュータ設計支援ツール)は元々、沙耶が完成させた設計組み立てプログラムだったが、保はそうだとは言い出せなかった。それはともかくとして、研究室は久々に明るいムードに包まれていた。自動補足機のボツで陰鬱になっていた空気が、わずかながらも展望が開けたからである。ちょうどそのとき、長左衛門達はエレベーターに乗り、山盛研究室へ接近しつつあった。

 チ~ンとエレベーターが鳴り、三人? は降りた。

『とにかくわたくしは沙耶さんの動静を探りますから、先生と里彩さんは保さん達に対応して下さい』

 三井はエレベーター前で、そうささやいた。

「アンドロイドはアンドロイド同士、人間は人間で、という訳じゃな」

『はい、ご明察でございます』

「よかろう。して、初めに保へどう切り出すか、じゃが…」

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