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「なにっ! 沙耶さんがお前と同じアンドロイドじゃと!?」

「はい。ほぼ100%の確率で間違いないように思われます」

「して、その根拠は?」

「はい。簡単にご説明いたしますと、他の方々には生じない音声のゆがみがあのお方には、ございます」

「音声の歪みとな!? ああ、音声システムのことじゃろう…」

 長左衛門が製造した三井には保の音声解読システムよりやや古い音声システムが組み込まれていた。だが、人以外の音と声は識別できた。

「う~む。わしのようなことを保がのう。まあ、考えられなくもないが…。なにせ、わしの遺伝子を持っておるんじゃからな、はっはっはっはっ…」

 長左衛門は豪快に笑い飛ばした。そこへ里彩が現れた。

「おじいちゃま、私はなにも言ってなくてよ」

「おお、里彩か。聞いていたのか…。分かっておる分かっておる」

 そう言うと、長左衛門は里彩の頭を優しく撫でつけた。

『里彩お嬢様や先生に早く紹介していただかねば私の立場がございません。この立場とは立つ場がないという意味ではなく顔が立たないという意味で…いや、顔は立ちませんが、私の存在がうとんじられると申しますか…』

「なにをゴチャゴチャ言っておるのだ、三井。これは、プログラムを修正せずばなるまいのう。よって、お前のお披露目は、まだまだ先じゃ」

『はい…』

 三井はトーンを下げた。感情システムは沙耶とほぼ同等に思われた。

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