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それに、彼女? との外出で、保は少し気疲れしていたということもある。帰ると沙耶は、さっそく普段着に着替え、風呂支度をテキパキとした。メカだけではなく、肌や身体の質感も人間に酷似させてあるから、保は岸田2号から沙耶にメカを改造する前、部屋を準備しておいた。今の沙耶はその部屋で寝起きとか、着替えをしていた。いわば、若い女性と同じマンション内でシェアしているようなものだ。違うのは、沙耶が部屋代を支払っていないということと、管理人が彼女? の存在を知らないということだった。万一、同じマンションの住人が彼女? のことをチクッた場合、保は自分の妹で、ちょくちょく通っているんだと言い訳するつもりでいた。幸い、保には奈々という実際の妹がいたから、理屈は合った。

 疲れからか、保がバスを出てワインを軽く飲むと、睡魔がどっと襲ってきた。目覚めたのは深夜のニ時過ぎだった。当然、沙耶は自分の部屋へ引き上げてベッドの上で停止していた。言い忘れたが、メカ改造前に折りたたみベッドは買ってあり、部屋も女性好みにコーディネートしてあった。保の並々ならぬ努力の結果である。それに、沙耶が自室内で停止する場合はベッドで横臥した後で、用向きがなくなったと自分が判断したとき・・というプログラムがしてあった。

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