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「運送? …って、タクシーとか? それは無理だろ。あれでどうして、営業許可とか手続きが大変なんだぜ。書類申請でアンドロイドじゃ一発、駄目だろ?」

『運送じゃないわよ。うん、そうねって言ったのよ』

「ははっ・・なんだ、そうか。で?」

『いくつかあるけど、あやしまれないのだと…限られるわね。NPOやNGO、海外協力隊だと少し大きく構え過ぎだし、かといって家庭教師じゃ、しょぼいじゃない?』

「ああ、そりゃまあ、そうだな…」

 保は沙耶の考え、すなわち、入力したデータによりプログラム解析された結果を、もう少し黙って聞こうと思った。

『まずNPOからだけど、Non Profit Organizationの略で非営利組織、で、NGOはNon Government Organizationの略で非政府組織ね。1998年にNPO法人という認証制度が始まったから、申請すれば認証してもらえるの。認証された民間団体の数は2万近くらしいわ』

「個人でも活動出来るのか?」

『ええ。ある人は最初、一人で純粋に活動してたんだって。勧められて法人化した途端、スタッフの中からボランティアの趣旨の非営利主義を忘れ、お金儲けに走る人が出て、人が信じられなくなって一切の活動をめたそうよ』

「ふ~ん、そうなんだ。俺なんか、軽く考えてたがな。何やるにしても大変だな」

『まあ、活動できなくもないけど、海外はね。保も研究室があるから無理でしょ? あっ! それに、わたしのメンテナンスもあるから完全にアウトか…』

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