表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
172/310

-172-

「どうって、美味かったよ。ごちそうさん」

『ひと言、そういうの欲しいのよね』

 はは~ん、京東大学の女子学生のデータだな・・と保には思えたが、えて沙耶には言わなかった。

「ごめん! 次からな、ははは…」

 笑ってぼかすと、保は新聞を手にして読み始めた。別に読みたかった訳ではない。沙耶には今の俺の気持も感情認識システムで解析されたかも知れん・・という微かな気分が逃避行動として新聞を手にしたのだった。

「どうだ沙耶、収入抜きのボランティアで働いてみるか」

『ボランティア?』

「ああ、ボランティアだ。多業種人材派遣・・早い話、なんでも屋」

『なんでも屋?』

 沙耶は言語データ解析をし始めた。

『あっ! そうか…。いろいろ出来るのね。私は出来るものね』

「ああ、沙耶は、ほとんどのことは出来る。ただし、故障の危険性があるから、そう無茶なことは出来んがな」

『それって、フツ~の女の子なら同じでしょ』

「ああ。フツ~は身体を壊すが、沙耶の場合は故障する。その違いだけだ」

 沙耶は保の食べ終えた食器を洗い場へ運び、洗い始めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ