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「それで店長の了解を、か…」

「ああ…お前が身元を保証して引き受けりゃ、親父さん、なんとかOKだろ?」

「まあな…。だが、そんなに上手くいくか?」

「それはお前の腕次第だ…」

 中林は腕組みし、畳上の布団で胡坐あぐらを掻いて座り込んだ。

「やめとけ! 税金申告とかあるから、必ずバレる。それに、お前も考えたかどうかは知らないが、見つかりゃ警察沙汰だぜ」

「そうか…そうだよな。それに、沙耶がアンドロイドだって分かりゃ、警察は釈放だろうが、一躍、俺は世の人で、ノーベル賞だ。結果、マスコミの目にさらされ、お前と酒も飲めなくなる…」

「まあ、そういうことだ」

 そのとき沙耶がコーヒー茶碗をトレーに載せて現れた。そして長机にゆったりと下した。

『どうぞ…』

「あっ! どうも…」

 中林は沙耶をマジマジと見ながら言った。どこから見ても人そのものなのだ。出る言葉も人への語り口調になっていた。

「ほんと、マジで人だな…」

「だろ? まあ、完全に成功すれば、介護者や障害者といったいろんな人への代役が務まる」

「お前、それが最終目的か? さすが、目標がでかいなあ!」

 中林は壮大な話に感嘆した。そして、コーヒーを啜ると半分方、飲み干した。

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