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 朝が昼となり、二時前が来た。今日は随分、一日の巡りが早い…と、保は思えた。その瞬間、中林がマンションのチャイムを押した。

━ ピンポ~~ン ━

 保は、中林だ…と思った。奴は単一主義だから一度押せば二度と押さんからな…とひらめいたのだ。

「沙耶、中林だ。お前は、ここにいて構わん」

『別に隠れないわよ。その必要もないし…』

「あっ! そうだったな…」

 怪獣長左衛門と手下の里彩を手懐なずけた沙耶である。もう人目をはばかる必要はなかったのだ。というか、働くなら逆に人前での応対に順応させる必要があった。

 保が玄関ドアを開けると中林が入ってきた。

「どうかしたか? 冷麦以来だが…」

 開口一番、中林はドアを閉じながら言った。

「いや、沙耶のことでな。といっても、出会うのは初めてか」

「ああ、性能を補強するとか前、言ってたよな」

「それはいいんだ。まあ、上がってくれ」

 言われるまま、中林は上がった。そのとき、奥のダイニングから沙耶が出てきた。

『いらっしゃい! 私が沙耶です』

「いや…」

 中林は人間と見紛まごう出来の沙耶に一瞬、面喰くらって言葉を失った。

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