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私の部下は犬、猫、うさぎ。  作者: 通りすがりの野良猫
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状況開始 (想定その1)

今日は中隊の隊舎へ侵入を図るコマンド部隊(普通科連隊からの支援です)に対する第2小隊を中心とした夜間警戒訓練。


1900から非常呼集がすでにかかった状況から訓練開始。

第2小隊はステルスドローンをあげることから始めた。

隊舎周辺にヘリウム充填して浮揚するセンサー付き風船をあげる。

これには係留ケーブルをつけて固定して、「飛行中のステルスドローン」をシミュレーションしている。

まもなく隊舎周辺 から匍匐してくる襲撃隊が投入される。

対抗部隊は、普通科連隊の猛者ばかり。

交互に援護しながら、隊舎を狙う。

各員には可能な限りのステルス機材を与えてある。カモフラージュネットは対赤外線にも有効だし、靴底も柔らかい音をたてにくいものにする、などの準備をしてある。

しかし、である。

わが中隊の第2小隊情報端末にはすべての隊員の位置が把握されている。


隊舎周囲を警戒するセンサーには「スニファー」が搭載されている。これは遥か昔、アメリカ海軍で対潜作戦のとき、シュノーケルからの煤煙を探知するセンサーとしてP2対潜哨戒機に搭載されたやつの孫みたいなもの。これは我らが第2小隊のワンちゃんたちの鋭敏な嗅覚には及ばないものの、早期警戒の役にたつ程度のもの。


この情報から警戒中の第2小隊の各班は担当するエリアについて光学センサーと自身の嗅覚、さらに聴覚を活用して警戒するのである。

ワンちゃんたちは視覚的にはどうか?って思われるかもしれないが、動体視力が優れているのに注目しているのである。

警戒に飽きてくる人間の隊員が見逃すような動きにも反応がある。

嗅覚についてもいつもの出入りする隊員とは違う匂いの隊員たちがくるのに敏感に反応しているのである。

このように複数のセンサーと、ワンちゃんたちの固有能力、さらにその限界をよく知る人間のバックアップがあるため、隊舎への突入前にすべての普通科連隊の隊員が発見され、あらかじめ設定されたキリングゾーンで捕捉されてしまったのである。

確かに百戦錬磨の彼らなら、中途半端な警備部隊をぶつけても囲みを破って突破しそうだが(特にレンジャー課程修了者ならば)それでも位置を連続的に追尾されては不利は免れないであろう。また相手が匂いを 撹乱する戦法(薬品の散布など)する場合もあったりするがそれでも光学センサー、ワンちゃんの聴覚などまた捕捉する可能性はある。


さらにわが中隊の第1小隊、うさぎさんたちからの支援があればさらに精密な聴覚での探知や、第3小隊の猫ちゃんたちの

夜間の動体視力などがあればフォローされるであろう。


いずれもうさぎさんのように追いかけられまくった生活や、逆に夜間に近距離で小動物を追った猫ちゃんたちの進化の成果である。


見事に普通科連隊の猛者たちを密かに発見追尾したわが中隊の能力には改めて、感動させられた中隊長であった。


ワンちゃんたち、各種センサー、他の小隊からの支援などあれば優秀なコマンド部隊でも早期警戒が可能なようです(^-^)

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