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風任せで人任せな俺がここにいる理由  作者: 明月 文


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046 予定外の窓口と牙

 どこがどうと言う訳ではないが、知らず知らずにカラーが出る事はある。


 昔、かつて出張で行った取引先の工場が閉鎖され、3面の地方欄だと思うがニュースになった事がある。

 一民間企業の工場閉鎖がニュースになったのは、それが戦前から存在する由緒ある工場で、その町では中心的な存在だったからだ。むしろ順番が逆で戦前からそこに町ができたのは、この工場ができたからと言ってもよかった。

 それから100年以上が経った今ではそうとも言い切らないが、所謂、企業城下町だ。


 戦前に創業された由緒ある会社の創業地にある工場で、これまた戦前に建てられた由緒ある建物の中で、戦前から続く由緒ある製品、といっても戦前より段違いに性能がアップしたものだが…が昔と変わらず…まあ、これも製造技術の進歩はあったので全く昔通りの作り方ではないだろうが、品目的には同じものが連綿と作られていたが、会社は遂に国内での生産を諦めたのだ。

 ちなみに製品を購入していたウチの会社には1年程前には既に閉鎖予定が知らされており、工場閉鎖後は同社の中国工場から輸入して対応する事になっていたから、特に慌てる事もなく、いわば知人が載っている記事を見る様な感覚である。


 興味本位だけでこの件に関する報道をネットで検索したが、各社の記事には正に体質が滲み出ていた。


 保守系大手新聞社であるA社の地方欄に掲載されたと思しき記事では、大手らしく、その工場の会社名、製造品目、そしてその地方では最も古い歴史を持つ事がそつなく短い文章で纏められてはいたが、その話もそこそこに、戦前だか戦後直後だかに天皇陛下がその町を行幸された話が記事の多くを占め、会社公式と思われる現在の工場の写真と当時の行幸の様子と思われる白黒の写真が並べられた。


 世間的には左巻きで知られる大手新聞B社の記事では、行幸も製造品目も書いておらず、工場の長い歴史にちらりと触れたのを枕詞に、その会社ではなく近場の兄弟会社で半世紀以上前に激しい労働争議が行われた件が長々と語られた。

 兄弟会社には、かつて正当な権利を主張して会社門前でヤクザ同然に暴れる労働者を、会社側がこちらは本物のヤクザを雇って鎮圧したという黒歴史がある、という話は、内容の正誤以前にこの会社とは無関係だ。なのに記事全体としてはタイトルとA社と全く同じ会社公式と思われる現在写真が無ければ、もはやこの記事はこの工場の閉鎖の話なのか何なのかも分からないレベルだった。

 勿論、この工場の閉鎖は半世紀前の兄弟会社での労働争議が原因ではない。そもそも兄弟会社とはいえ他社の話でしかも半世紀程も前の話だから遠因ともなってない。全くの無関係だ。


 世間的には大手と分類されるが経営が思わしくないと囁かれていたC新聞社の記事には、前2社とは違い会社公式ではない写真が使われていた。独自性を出そうとしたのかどうかは分からないが、工場近影と称するえらい遠くから撮られた、パッと見は町を写した様にしか見えないもので、携帯で撮られたとしか思えない程デキが悪い、ボカシをかけてるのかと錯覚する程ピンボケの写真だった。

 そして肝心の記事全文を見ようとするとブロックがかかった。何と有料記事だったのだ。

 メールアドレスだけの無料会員登録すると月3つだけ無料で見れるというので、写真だけで最早引き気味だったものの、ここまで検索してしまったこともあり会員登録してから読んだが、工場が来年閉鎖される事と、その工場は戦前に創業された事だけが簡単に書かれていただけである。会社公式ホームページの発表より短いその3行の記事に有料に値する何かがあると思えなかった。

 経営が上手くいかないわけだ。


 工場のある地方を地盤とする地方紙D社の記事も微苦笑ものだった。

 地方紙だから地元の事については多少は詳しく書かれているのかと思いきや、写真はA社もB社も使っていた会社公式現在写真1枚で、記事内容もほぼ「てにをは」が違うだけでA社のものと何も変わらなかった。違いはA社が力を入れていた行幸部分があるかないかだけだ。

 地元密着の地元紙だけが知るエピソードなどもなく、地元の由緒ある工場とはいえ、工場そのものに興味も愛着もなさそうだった。

 町の中心的存在であった工場が無くなる事による町への影響にも興味がなさそうで、他人事の様に一言「心配する向きもある」と書いてあるだけだった。地元紙にしか出来ないであろう、本件に対する町の人の声を聞くなど思い付きもしなかった様だった。

 これでは大手を差し置いて地元紙を読む必要性は感じられない。


 世間的には全く大きな事件ではない地方工場閉鎖の3面記事1つとっても、カラーというものは滲み出るのだ。

 そして、それはこの世界の冒険者ギルドでも同じだ。


 Dクラスの魔物も滅多に出ない様な田舎だと、ノンビリした空気が漂うし、所属員も少なく閑散としている。

 隊商の護衛が多い商業の盛んな都市だと、旅行会社宜しく行先があちこち飛び交って活気がある。そしてそこはかとなく値段に厳しい雰囲気がある。盗賊相手の対人戦の多い護衛商売のヤツらは傭兵並に目付きが鋭いのも多く、魔物退治中心の他の冒険者ギルドより余程空気が悪かったりする事も多い。

 町自体が発展中のギルドだと、開発に伴って周辺での魔物退治も多くなるから、良し悪しは別にしてこちらもギルド的には活気がある。仕事も多いからB以上の腕利きが揃っていたりして経験値稼ぎには丁度良いが、他所からの見ず知らずの冒険者の流入も多くて喧嘩が絶えないとかも珍しくない。


 その辺りは実際に顔を出してみないと分からないが、どんな雰囲気の場所であるにせよ、冒険者の基本は、新たな町ではまずはギルドに顔を出す事だ。

 このリバードアに暫く滞在するなら金は稼がなくてはならないし、そのネタがあるのはギルドだ。取り敢えず来るまでに集めた討伐部位も売れる。

 町の大小も関係ない。小さい町でも魔物が多ければ仕事はあるし、討伐部位はどこでも買い取る。


 但し、買取価格はあちこちで少しずつ相場が違う。


 ギルドの運営自体には詳しくないが、収入の柱は依頼人からの主に魔物退治の依頼報酬と討伐部位の領主への販売(つまりは魔物退治数の報告)による報酬と有用部位の道具屋、武器屋への卸売りと聞く。

 なので、金のある大きな町の大きなギルドでは買取価格は比較的高めだし、貧乏領主の支配する小さな町ではそれなりの値段にしかならない。というか田舎のギルドでは安値になってしまうというべきなのかも知れない。

 無論、物事は需要と供給で成り立っているので、比較的手に入り易い部位なんかだと多く集まる大きな町のギルドでは買い叩かれてしまう事もある。

 逆に横の交易も当然あるから、希少部位はその町のギルドが一旦買い上げ、商人を通じて他の町で高く売るなんてのは普通にある。なので、だいたいの相場価格は決まっており、大幅な値段差異が付く事はあまりない…とも聞いてはいる。

 実際にあちこちの町のギルドを渡り歩いているが、多少の値幅はどこでもあるが、大幅に値切られたり、思ってもみない高値で売れたりはない。


 もっともこの辺りの話は今回の短い間だけの話なので確証はない。

 前回の旅の時はギルドで査定やら値段交渉やらする事無く、馴染みの商人に全て渡していた。

 馴染み、と言っても世界初心者の俺ら日本人3人組にそんなのがいるはずもなく、王国の出入り商会みたいな所だったから担当者も俺ら相手にあまりアコギなマネはしなかった…だろうと思っている。

 もう何の関係もないし、今迄思い出しもしなかったし、また会いたいとかも全くないけど、アイツどうしてるんだろうなあ。


 まあ、そんなこの世界の商売のイロハはともかく、俺はクラウと別れ、取り敢えずリバードアの冒険者ギルドに来ていた。


 宿を先に決めても良かったが、値付けはともかく溜まっている討伐部位を処分して荷を軽くしたかったし、ビッグヘッド討伐で大きく稼いだとはいえ、あんなのは滅多にあるもんじゃない。換金出来る時に換金して手元に金を作っておくのは旅の基本でもある。

 今日のこの段階で何か依頼を受ける気は無いが、上手くすりゃ何か情報もあるかも知れない。


 大きな町のギルドだから、予想通り立派な建物で中も広そうだった。

 その中に入るとこれまた予想通り、広かったが閑散としていた。活気のあるなしに関わらず、この時間帯は冒険者は出払っている時間帯なのだ。

 実際に誰もいないまではいかないが、大きなロビーには数人がいるだけだ。

 その数人も目の先の方に映る喫茶スペースならぬ飲酒スペースで、仕事が終わったというよりアブれたという雰囲気で酒を目の前に昼寝気味だ。


 時間帯的には冒険者が掲示板を見て仕事を見つける朝と、結果を報告に来る夕方が混んでいるのだが、昼過ぎのこの時間は大概空いている。

 俺の予定も本日は仕事探しではないから、昼過ぎのこの空いてる時間ぐらいが丁度良かった。


 大きな町のギルドは片田舎の寂れたギルドと違って、毎日新入りが入って来るし、他所からの移住者、護衛任務の途中で売れる部位だけ小遣い稼ぎに売りに来る者、あるいは俺の様な旅の途中の冒険者も多く、見慣れない人間が来ると絡むといったテンプレは機能しない。

 なので俺も半ば昼寝中の彼らも互いにあまり関心を示さず、俺は何の障害もなくロビーを真っすぐ横切って窓口と思しき場所まで来た。


 が、こちらも空席である。

 休憩中との看板もないから、たまたまだろうと思い、俺は中に声をかけた。


「あ~誰か…」

「あ、ハイ!何でしょう?」


 奥からバタバタと係と思われる人物が出て来て席に座った。

 

 ……予定外の人物である。

 具体的には目の前に女が座っている。しかも若くて見目麗しい美人だ。


 俺は窓口の上にある看板を見た。「買取窓口」と書いてある。間違いなくギルドの買い取り窓口だ。

 俺は受付に顔を戻した。予定外の若い美人の女の子がニコニコしながら座ってる。


 俺はまた上に視線をやった。やはり「買取窓口」と書いてある。

 下に目を戻すと、受付には美人の女の子がニコニコ座っている。


 俺は上に視線をやって書いてある文字を一文字づつ確認した。「買」「取」「窓」「口」だ。

 下に目を戻すと、受付には美人の女の子が今度はこちらを心なしか不審げに眺めていた。


「…あのう、ご用件は…?」


 見た事も経験した事もない魔獣に遭遇した場合には必要な確認は確証が取れるまで繰り返す、という冒険者が生き残るのに必須の行動をとっている俺に、魔獣でもデフォルトのむさ苦しいオジサンでもなく美人が声をかけて来る。

 そして、その必要な確認が足りないのは分かっていたが、目の前の美人をこれ以上待たせるわけにもいかず、半ば仕方なく俺は口を開いた。


「……買取窓口、だよな?」


 茶髪にグリーンの目も麗しい受付嬢(仮)は俺の問いに軽く頷いた。


「さようでございます。ギルド証を拝見しても宜しいですか?」

「ああ…ああ」


 ニッコリと、しかしキビキビとした口調で言われ、俺が呆然とギルド証を出すと彼女は慣れた手付きで手早く確認し、手元の書面に必要事項を書き写すとくるりと回転させて俺の方に戻して、ニッコリした。


「結構です、シーガイア様。本日はお一人ですか?」

「あ、ああ…ソロだし…」


 シマッタ!今まではクラウもいたんでソロじゃなかったんだが、思わず何故か昔のクセが出ちまった。

 あ、いや、合ってるのか。クラウと別れた今はソロなのか…


「本日の買取物件をお出しして戴いても宜しいでしょうか?」

「あ、ああ…」


 内心で動揺しまくった俺に構わず、彼女が営業スマイルでニッコリ、でも事務的に問い掛け、俺はちょっと慌ててガサゴソとアメリカ海軍のクリーニングバックみたいな袋から討伐部位を取り出して、机の上に並べた。

 彼女はそれを営業スマイルニコニコ継続で、1つづつ手にとって確認していった。


 その完璧な営業スマイルが崩れたのは、少し大きめの牙を手にした時だ。

 彼女はギョッとした顔をした。


「…グリーンビッグスネーク…いやレッドコブラ?…じゃないですよね、コレ?コレ、ビッグヘッド…ビッグヘッドの奥の牙ですよね!?」

「そうだ。」


 朝夕とは違う人が少なく静かな感じのロビーにちょっと大きくなった美人買取係の声が響き、数は非常に少ないが後ろでタムロっていた冒険者達の視線が俺の背中に集中するのが分かった。

 ビッグヘッドを倒せる冒険者はB以上の事が多いから当然だ。


 俺の返事を聞いたネエちゃんは大きな目が飛び出るんじゃないかとこっちが心配になるぐらい見開いて、バケモンを見る眼差しで言った。


「Cクラスでビッグヘッドを殺ったんですか!?しかもソロで!?」

「あ、いや、そうじゃない…っていうかそうなんだけど、そうじゃない。討伐に加わったんだ。」

「討伐?」


 彼女は俺の言葉を聞いてトーンが下がった。


「討伐?……ああ、討伐ね。あの…西の方で発生したとかって噂のあった…」

「どんな噂かは知らんが、多分、そうだと思う。」


 ビッグヘッドなど滅多にいるものではない。

 彼女の言う噂は方角も合ってるし、俺らの話で間違いないだろう。


 ビッグヘッドは普通でもAクラスに近い最上位のBクラスだ。

 だからCが殺ったなら大金星で、逆に言えば諸般の事情で今はCクラスというだけで、実力は間違いなくB以上だ。1人で屠ったのならもしかすると実力Aかも知れない。

 実際、あのビッグヘッドはアイアンヒュージスネークの変異種でしかも双頭だった事を考えれば、ギルドの分類上はBなだけではっきり言って実力Aクラスは間違いなかったと思うから、1人で殺ったなら即Aクラス入りは間違いない。討伐で参加したのにリーダーのアルローラはAに昇格なのだ。

 とにかくDとかCならまだしも、Aクラスの魔獣はまぐれ当たりで倒せるものではない。むしろまぐれで当たってしまった場合、生き残るのも難しい。


 だが討伐はパーティーを超える多数での魔獣退治だ。1人または少人数のパーティーで殺ったのと比べればやはり評価は落ちる。

 悪い言い方をすれば、討伐なら強力なBクラス辺りが激しく戦って、自分はただ後ろでウロウロしていても「参加した」と言うのは可能なのだ。

 最初の迷宮の例で言えば、レイナだって「参加した!」と言うは言える。実際に先頭きって戦った俺らからすれは「オメエ、何もしてねえだろ!(怒)」と怒鳴り散らすとこではあるが。


 ちょっと驚いたのは、その後の言葉だった。


「でも牙が貰えるなんて活躍したんですね!?」


 複数人、特にお互いに勝手が分かっている1パーティーではなく、討伐の様な見知らぬ複数人で魔獣を倒した場合、有用部位はどうする、というのは要相談だ。モメる、と言ってもいい。

 1番、普通なのは金に換えてから参加メンバーで分配だが、部位そのものが欲しい、という人間も多い。部位は売り様によってはその土地のギルドでの買取額より高く売れる事もあるし、モノによっては武器屋、防具屋で加工を頼み、自分で使う事も出来る。


 そういった事情プラス討伐と呼ばれるもの場合は参加人数が多いわけで、討伐で部位が分けられる事は滅多に無い。全部、一旦は金に換えて、働きに応じて平等に分配するのが普通だ。部位を要求出来るのは、皆にそれが通せる程の活躍を見せた場合に限られる。

 俺らが今回、牙を貰ったのも活躍が認められたからでもあるが、旅の途中での参加に対するギルドを代表した礼でもあり、餞別と言う意味もあり、アルローラ以下フルハットの冒険者達のご厚意でもある。


 だがこの辺りの事情は討伐をやった事がある、見た事があるヤツしか分からない。

 ギルドの職員であっても、この様な大都市のギルドでは討伐に値する魔獣など滅多に出ないだろうから、その辺の知識はない者も多いはずだ。そう考えるとこの若い女の子は全くの素人というわけじゃないらしい。


「まあ、そこそこにな。」


 別に隠し事ではないが、さりとてここで詳しい事情を語るつもりは全くない俺のいい加減な答えは聞き流し、彼女はしげしげと牙を眺めた。


「小振りですけど、立派な牙ですね。売っちゃっていいんですか?」


 俺は肩を竦めた。


「弓師にゃ使い道もないもんでね。」

「そんな事もありませんよ。」


 彼女は牙をいじりながら俺の意見を即座に否定した。


「鏃に加工は流石に勿体な過ぎですけど、弓師でしたら短剣に加工したらいいと思いますよ。」


 ……ははあ、なるほど。

 言われて俺も気が付いた。


 牙が向いてるのは圧倒的に剣だ。特にビッグヘッドの様な大物の牙は大きい事が多く、牙から削り出した剣は変な言い方だが希少品としてよくある高価な剣だ。小さな牙でも、こっちには魔法合成加工術というのがあり、金属と合金(?)して特殊な刃物を作る事も可能だ。


 自分でも自分は弓師、弓師と思い込んでいて気が付かなかった。

 弓師でも近接戦闘用に短剣ぐらいは持つのが普通で、現に俺も今、短いの1本持ち歩いている


 この辺りの比較的常識的な点に直ぐに気が付かないところが、やはり経験が足りない部分なのだろう。

 俺は心の中で苦笑しつつも反省して、彼女のアドバイスに従うことにした。


「んじゃあ売らんと加工に回すかあ…合成魔術が使える店、この辺にあんのか?」


 俺のおのぼりさん丸出しな問いを責める事無く、彼女は胸を張った。


「そりゃ、いっぱいありますよ!いっぱいありますけど短剣が得意なとこがいいですよねえ……。」

「まあ、ついでなんだが鏃の相談も出来た方がいい、かな?」


 彼女は机に筆記用具をトントンしながら考え始めた。


「弓師ですからね。そうなると…トムソンの店かなあ…いや…でも、短剣っていうよりナイフが得意なんですけどハードレスさんの所かなあ…討伐したってことは懐、暖かいんですよね?」

「いや、まあ、普段よりゃそうだけど、高級な拵えとかに興味はねえぜ。貴族様が居間に飾るんじゃねえんだ。」

「ああ、いえ、そういう意味じゃなくて少し値が張っても高度な加工が出来た方がいいですよねって話。」

「まあな。」

「そうなるとナイフの店はちょっと外しますか…う~ん…素材がいいだけに悩ましい…」


 目の前で俺の為に真剣に悩んでくれている美人を見ながら俺は思った。


 ギルドで美人の受付嬢が相手してくれ、俺の相談にのってくれるとか正にラノベ!

 いやあ、都会のギルドってスゲエなあ!!


 正にラノベというより主人公は正に田舎者と化してますが、見目麗しいと表現している受付の彼女は実は今後出番を考えていません。

 再登場を望む方がいれば(お約束は出来ませんが!)応援してあげて下さい(笑)。

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