#65 はじめての文化祭~見学編
~おとめtheルル~
20代くらいの青年。
イラスト、アニメ、ゲームが趣味。
文章は丁寧に書き込むけど遠回りな表現は苦手。
小説の腕はアマチュアなので、優しく見守ってね。
#65 はじめての文化祭~見学編
10月27日。文化祭の2日目。
昨日は楓や優衣奈たちと一緒に劇を見て楽しんだり、
昼からはレストラン接客の手伝いをしていた。
まあ...なんていうか...?
こっちの世界の文化祭ってのも、悪くない、じゃない...?
...ちなみに今日もステージでは発表があるらしい。
ということで再び楓や優衣奈たちと一緒にそのステージ発表を見に行くことにした。
すると昨日の劇のようなものではなく、歌や踊り、お笑いなど
また違ったジャンルの発表があってなかなか面白かった。
------「以上で3年生によるステージ発表は終了になります。お疲れ様でした!」
パチパチパンチ、と拍手が鳴り響く。
「えー。これより午後の展示発表の時間になります。
生徒の皆さんは15時30分に体育館に集合してください。それでは解散です!」
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...今日は、レストラン経営を他のメンバーがやってくれるので
残りの時間は自由行動となるのであった。
ひとり、校内を散策してみることに。
廊下を歩き、お祭り仕様になった教室を見渡していたところ
レストランのほうからやってきた楓と優衣奈に出会った。
「...あ、お疲れフィアラ。ちょっと質問いいかな...?」
「はい...なんですか。」
「藍ちゃんたちがどこに行ったか知らない?」
藍....ちゃん...?さて、誰のことかしら....
「藍ちゃんって....お客さんですか?私は知らないです。」
すると優衣奈は右手で頭を抱え、急に私の腕を掴む。
「んもう、とりあえず一緒に探すわよ!
ついでに藍のことも教えてあげる!!」
「ちょっと、優衣奈?!」
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優衣奈に引っ張られ、私は出店のある中庭のほうへと連れて行かれた。
もちろん楓も一緒に。
「いらっしゃい!いらっしゃい!おいしいたこ焼きはいかが!」
へえ...こっちでは食べ物が売っているのね....
...って、あれ。気づけばさっきまで引っ張っていた優衣奈がいない。
辺りを見渡していると、優衣奈は先ほどのたこ焼きを手に取って戻ってきた。
ああ...なるほど....
「なっ...何よ...!その目は...!」
私は楓と一緒に冷めた目で優衣奈を見ている。
...すると次の瞬間、楓が笑いをこらえられなくなって笑い出した。
私もつられて笑い出す。
「くふっ...アハハハハ...!ごめんごめん!欲望に忠実だなーと思って...!」
「それはどういう意味!!」
何はともあれ楽しそうな顔をする2人。
この2人となら一緒に楽しめ....
「よし、決めた!2人とも!次はお化け屋敷行こ?!」
同じことを思ったのか、優衣奈も私と楓を連れて
文化祭を楽しむモードになっているのであった...。
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というわけでお化け屋敷へ。
まあお化け屋敷なんて....向こうの世界で森に行けば
お化けのモンスターがいたくらいなんだから怖くなんてな....
ガタッ...
ドー-----ン!!
「きゃーーぁぁぁ!!」
優衣奈が叫び声をあげて逃げ出す中、私は驚きのあまりその場で立ちすくんでいた....。
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続いて的あてを行う。
さ、さっきのは久しぶりの恐怖体験で身体がこわばっただけ....!
次は2人にいいとこ見せ....
パンッ!
パン!パン!パン!
隣で楓がすべての的に命中させていた....。
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最後は輪投げ。
今度こそ....!
あの棒にすべて投げ入れればいいだけ...!!
「えいっ...!」
「ほぎゃぁぁっ?!」
バラバラ....
気合いを入れすぎて輪が真上に飛んでいく。
そしてそのまま全部まとめて楓の頭に降ってくるのであった....。
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「どう?文化祭楽しんでる?」
楓は私たちに問う。
「ま、まあ...思ったより楽しい...みたいな?」
「分かる...結構楽しいのよね....」
「2人ともどこから目線なの....」
さらに私はちょっと照れてながら2人に本当の気持ちを伝える。
「...正直、こんなに楽しい体験ができるとは思ってなかったわ...
きっと2人がいてくれたおかげね....」
...するとその後、楓が綿菓子を私と優衣奈にそれぞれ差し出す。
「私のほうこそありがと....実際、私も2人と遊べて楽しかったわよ....」
楓から素直なその言葉を聞いた私は安心する。
文化祭に参加してよかったな、と心から思うのであった。
すると...
「...あれれー?最初は藍を探すために一緒に無理やり....」
「な、成り行きはいいの!!とにかく私も...
みんなで...文化祭を...楽しんで...みたかったから....」
そういえばそうかも。
でも実際、優衣奈のおかげで一緒になれたことは事実だし.....
「...まあ確かに。最初は無理やりだったかもしれないけど、
結果的に3人で一緒に文化祭を周れて、すごく、楽し...かった....」
照れる私と楓を見てニヤニヤする優衣奈。
こんな2人とこれからもずっと仲良くしたい....
そう思う私なのであった...。
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「これより閉会式を行います。」
15時30分。文化祭終了の時間。
閉会式が終わったあとすぐに片付けの時間が始まる。
すると...
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい...!」
隣で優衣奈がクラスメイトの子に飛びつかれている。
...あれ....この子、どこかで.....
「友達失格ですね、私........もう二度と、一緒に遊んでもらえないですね....!」
優衣奈に抱きつく彼女は相当落ち込んでいる。
,,,いや、相当自分を責めている。
それを見る限り、2人はそれだけ親密な関係ということが分かった。
ってことは彼女がまさか....
「あ、藍....何を大袈裟な....大丈夫大丈夫!
私も私で、3人と一緒に遊んでこれて楽しかったから...!」
「さ、3人....?」
ちょうど泣きじゃくる藍の隣に、私も楓も立っていた。
「あ...藍....大、丈、夫...?」「お疲れ様です、藍ちゃんさん。」
すると突然、藍はそのまま楓と私の間に入って抱きつく。
ひゃぁっ、いきなり抱きつかないで......!?
「ちょっとちょっと...!どうしちゃったのよ...!?」
「わ、、いきなりやめてください....」
藍はしばらく私と楓に抱きついたまま泣く。
やれやれ、と楓と2人で苦笑いする私なのであった....。
続く....
はじめまして、おとめtheルルです。
クスッと笑える作品を作りたくて文章を書きはじめました。
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