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#62 フィアラと優衣奈

~おとめtheルル~

20代くらいの青年。

イラスト、アニメ、ゲームが趣味。


文章は丁寧に書き込むけど遠回りな表現は苦手。

小説の腕はアマチュアなので、優しく見守ってね。

#62 フィアラと優衣奈


10月。

先日の体育祭の頃から魔術を使いはじめた私と

無事に校長や福岡先生から校内への立ち入り及び

魔術を使うことの許可を得た私以外の4人。


そこで魔術について興味を持つフィレッチェだったが

魔術を扱うための魔術書は校外持ち出し禁止のため

私が校内で魔術を教えることに。


しかし昼は私の授業があったため、

放課後、人が来ないであろう空き教室にフィレッチェたちを集める。

そこで魔術を教えるという形で空間魔術を披露した。


...実はこの空間魔術は封印されている魔術。

しかししれっと校長から空間魔法の封印を解く方法を教わっていた私は、

魔術がどういうものなのかを教えるついでに

はじめての空間魔術を試してみたのである。


私の思惑と魔術は成功し、別次元に繋がる術式を完成。

4人にはそれぞれ別次元というものを体験してもらった。

しかしその術式の終了間際、術式が関与しておらず

この空間に入れないはずの優衣奈が空間に入ってきてしまう。


私は慌てて術式を中断し、

優衣奈を部屋に連れて詳しく話をすることになるのであった...。


------------------


扉を閉め、真っ先に優衣奈が話しかける。


「ちょっとちょっと!!あれは何よフィアラ!!」


「はあ....さすが同じ世界出身の人ね。」


向こうの世界から来たという彼女からは僅かに魔力を感じる。

たぶんだけど彼女の持つ魔力が術式に反応したのかもね。


「見られたなら仕方ないわ.....単刀直入に言うね、優衣奈。

私、この世界での魔法....つまり魔術が使えるようになったの。」


私は持っていた本を見せながら言う。


「...魔術....」


優衣奈はまじまじとその本を眺める。

どうやら魔術について何も知らない模様。


「...ちなみにさっきのは空間の次元をねじ曲げる術式。

同じ場所にいながら違う次元にいるということを実現する魔術よ。」


...って!私ったら何を口走ってしまったの....!


久しぶりに優衣奈と2人きり(フィレッチェたちは別次元にいるため干渉不可)

でいると、なぜだか本当のことを話してしまっても大丈夫というような

安心感がある。


そうしてつい、魔術のことも、魔術の仕組みについても話してしまうのであった。

そんなとき....


ガラガラ...


「...きゃっ?!ごめんな....って、風野さんにフィアラさん!!」


委員長の美里愛が入ってきた。

今、この空間は魔術が中断しているためどの次元にも繋がっていない。

単に電気もつけずにこもっていたので私たちに気づかなかっただけだった。


「まったっく...驚かさないでください。

今からここは学年委員会で使おうと思ったのですが

使用中なら隣を使うので電気くらいつけていてください。」


そう言って電気をつける。

そのまま立ち去ろうとしたそのとき....


「...あ、そういえば...奥野さんから伝言がありましたよ。

[もうすぐ仕事はじまるけど来れそう?]と....」


委員長は思い出したように振り返ってそう言う。

.....仕事....!!今って一体何時.....


時計を見て動揺する私だったが、すぐに冷静になったフリをする。そして....


「あの、私たちもう戻ります...優衣奈、帰るわよ...!!」


優衣奈を引き連れて、カレー屋に戻るのであった....。


--------------------------------


「おかえりー、フィアラ。あ、優衣奈も一緒に来た?」


カレー屋に戻ってきた頃にはもうすぐ開店時刻。

それでも慌てる様子もなく楓は出迎えてくれた。


「おお、遅かったなみんな!

帰って早々悪いが、もうすぐ開店だ。一旦上で休むか?」


店長も慌てる様子はなく、むしろ心配してくれる。

するとこの様子を見た楓も心配していた。


「ねえ、2人とも、何かあった?今日は私一人で回そっか?」


私一人...その言葉に違和感を覚える店長。


「一人...?...そういえば他のみんなはどうした?一緒じゃなかったのか?」


あ...と私は隣にいた優衣奈と顔を合わせる。

話に夢中で術式のことを忘れていたのであった。

楓と店長がよそ見をしているうちに、術式を展開してみんなを呼び戻す。


「まったく...あのまま戻ってこれなかったらどうしてくれるのだ...!」


「あー、ガチで怖かったー....!!」


「よかった...帰ってこれましたね....!」


「ギャハハハハハ!」


術式の展開は基本、こっちの世界の住民には分からない。

そのため....


「あれ....?みんな....?今、どこからきたの??」


「う....何かの錯覚か...?

今、目の前から突然出てきたような...ハハ、そんなわけ...」


突然現れたみんなに衝撃を受ける楓と店長なのであった。


-------------------


夜。


「よし、今日はこれで終わりだな。みんなお疲れ!」


結局いつもの通り、みんなで手伝った。


私は、仕事が終わって帰り支度をする優衣奈を

2階にある部屋へ連れ出して扉を閉める。


カチャ...


「ちょっ、何よ...?」


とりあえず魔術のことで余計な混乱を招いてしまわぬよう、

優衣奈には注意喚起しておきたい。


「優衣奈。分かってると思うけど今日のことは他言無用。

学校ではもちろん、楓や店長にも知られちゃダメよ。」


「はあ。でもさっきバレそうに....」


「いや、あれはまだバレてないからセーフなの...!」


するとそこへ...


カチャ...


「あれ?2人とも何してるの?秘密の会......わっ?!」


ガチャン...


やってきたのは私と同じ部屋に住むバーランド。

今はそこで扉を開けたままいられると困る(怪しまれる)ので

とりあえず引き込んで話を続けることにした。


「な、何よ?!いきなり引っ張らないで!?」


「ごめんごめん....楓や店長に聞かれるとマズかったから....」


「それでどうして私を引っ張るわけ?!」


それはほんとそう。

勢いでバーランドを引っ張ってしまったけど....って、納得してどうする....!


「...大丈夫ってばフィアラ!私も優衣奈も

さっきの魔術のことを言いふらすほどバカじゃないから。ね、優衣奈?」


「え、ええそうよ!絶っっ対、魔術のことを言いふらしたりしないわ!

「おーっほっほっほっほ!!」」


「な、何してるのかしら...私....?」


結局のところ、

私には2人のことがフラグにしか聞こえなくて全くの逆効果になるのであった....。


続く....


はじめまして、おとめtheルルです。


クスッと笑える作品を作りたくて文章を書きはじめました。

気軽に反応を頂けると嬉しいです。


少しでも楽しんでいただける作品を目指していきます、

どうかよろしくお願いいたします!

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