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78はヒーローに非ず  作者: Mr.後困る
9thSEASON
93/416

第92話【探偵】

前回のあらすじ

猟奇殺人事件が起こった

「徹君は何処のホテルに泊まっているの?」


与謝野が唐突に尋ねて来る。


「適当にビジネスホテルにでも泊まろうかと思います」

「なるほど・・・私も一緒に泊って良い?」

「は?」


呆気に取られる夢宮。


「私は売り出し中の美少女探偵与謝野晃子!!売り出し中なのでお金が無いのよ」

「もう秋なのにまだ頭がゆだっているのか」

「何ですってぇ!?」

「初対面の男と一緒にホテルに行くとか貴女、可笑しいですよ

貞操観念は何処に行ったんですか?」

「それは心配無いわ、君は悪い人間じゃない」


断言する与謝野。


「何故その思うんですか?」

「探偵としての推理力」

「・・・とりあえず僕が貴女を信用できないのでこれで失礼します」

「あぁ~待ってよ~!!お願い!!じゃあ少しお金を貸して!!ねっねっ!!」


夢宮の裾を掴んでずるずる引き摺られる与謝野。


「・・・はぁ・・・探偵って貴女ねぇ、そんな物よりももっと食える職業有るでしょうに」

「例えば?」

「探偵をやる知能が有ればもっと良い職業に就ける

キャリアウーマンとか」

「はっ、悪いけどもパソコンの前でカタカタやる仕事が

脚で情報を収集する探偵よりも劣っているとは思えないわ!!」

「でも探偵で食えてないんでしょう?だったら辞めるべきでは?」

「そ、そんな事無いわ!!食べれているわよ!!」

「じゃあ別に僕がお金を貸さなくても良いですよね」

「待って!!倍にして返すから!!」

「屑の常套句じゃないですか・・・信用できませんね」

「ふ、ふふ・・・じゃあ私のマル秘データを公開してあげよう!!」


ウィンクをする与謝野。


「アイドルとかでもやっていけますよ」

「あら嬉しい、でも舞台の上で踊っているアイドルよりも

現実世界で歩き回っている探偵の方が私には性に合っているわ!!」

「そうですか・・・マル秘データって言うのは何ですか?」

「私はね今、この街で起こっている猟奇殺人事件を追っているのよ!!」

「!!」


目つきが変わる夢宮。


「お、君も気になるんだね?となると君は事件を追う記者みたいな者なのかな?」

「いえ・・・でも事件に興味が有ります、こういうのに目が無いんですよ」

「ふふふ、危ない性だね、でもやはり私の見立てに狂いは無かったよ」

「とりあえずそのマル秘データとやらを見せて貰って良いですか」

「良いよ、でもここじゃ何だから移動しよう」

次回【ファミレス】

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