第93話【ファミレス】
前回のあらすじ
探偵にお金を貸してと頼まれた
とりあえず移動した夢宮と与謝野。
二人が来たのはファミレスだった。
「何注文する?」
「何注文しても良いけど自分でお金は払って下さいね」
「・・・・・だとすると貴方は何を注文するの?」
「何も」
「何も?私も注文するつもりは無いけど、如何するの?」
「貴女から情報を貰って情報次第によってはお金を用立てても良い
そのお金からここの支払いをすると良いよ」
「・・・せめてこの380円のサラダバーだけ頼んでも良い?
まず何かをお腹に入れておきたいからさ」
「・・・まぁ良いでしょう」
夢宮と与謝野はサラダバーを注文してサラダバーに向かった。
「うわぁ、色々有るなぁ」
野菜は勿論、パスタ、ゼリーや杏仁豆腐。
果てはサラダチキンと形容される茹でた鶏肉まで有る。
ソースも色々あり、何と肉にかける様なデミグラスソースまでかけ放題である。
「君は如何する?」
「僕は食事を済ませたので杏仁豆腐で」
「だったらドリンクバーにすれば良かったんじゃない?」
「後の祭りですね、まぁ杏仁豆腐も飲み物みたいなものですし良いでしょう」
「斬新ねぇ・・・とりあえず私は大根の角切りにキャベツにお肉にソースにしましょう
わぁ美味しそう、写真取っておこう」
「映えを気にするんですね・・・」
「いや、これは自分が何を食べたかの記録だよ
一応体調管理はしているんだ」
「人にお金を借りるのに?」
「ほっときなさい」
席に戻り杏仁豆腐とサラダを食べる二人。
「さて与謝野さん、でしたっけ?マル秘データとやらを見せて貰いましょうか」
「うん、良いよ」
バッグから大きなファイルを取り出す与謝野。
マジックで『マル秘調査ファイル26』と書かれていた
ファイルを開き地図を見せる。
地図の上には二本の異なる色の線と丸が描かれていた。
「これは?」
「これは被害者の遺体が発見されていた箇所と
被害者の通勤、通学経路を描いた物を色別にしてみた図よ」
「通勤、通学経路?」
「そ」
線と丸の位置は離れていた。
つまり通勤、通学経路から離れた場所で殺されていた事になる。
「二人の女性が通勤通学経路から離れた所で死体で発見される
これは偶然かしら?」
「つまり犯人が死体を移動させたと?でも遺体の発見場所は離れていると思いますが・・・」
「それがネックなのよね・・・」
次回【意地】




