表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
78はヒーローに非ず  作者: Mr.後困る
6thSEASON
66/416

第65話【波乱】

前回のあらすじ

常識を叩き込まれた小波

小波の自宅。

住宅街の一つで両親から遺された一軒家である。

その小波の自宅は今、まさに嵐のような状態であった。


「うわああああああああああああああああ!!!!」


投げられたダンベルに当たりぐしゃりと観葉植物が倒れる。


「はぁはぁ」


暴れ回り物に当たる小波。

そのおかげで家中がぐちゃぐちゃになってしまっていた。


「何で私が減俸で降格!?こんな事有り得ない!!」


壁を殴る小波。


「何で!?私は正しい事をしているじゃない!!そうでしょう父さん!!」


壁に立てかけていたが

既に落ちて割れた写真立てに飾ってあった亡き父の写真に叫ぶ小波。

小波の父は警部だった、様々な事件を解決した敏腕警部では無かったが

おちこぼれを更生させたり、孤児院に積極的に寄付する心優しい男だった。

早くに妻を亡くし男手一つで自分を育ててくれた。

そして正義の為に戦っていた、そんな父は数年前に病気で亡くなった。

そんな父の様になりたくて必死に勉強し、必死に体を鍛えた。

何とか警察官になる事が出来た、対怪人課と言う閑職だったがそれでも腐らず

自分に出来る事を必死に行った。

父の様に街中の不良達を更生させる為に警官にする事も有った。

確かに中には悪さをする者も居たが真っ当に生きている者も居る。

それなのに何故・・・


「何で・・・!!」


胸に抱いたのは理不尽な仕打ちに対する強い憤怒。

そしてこの状況を招いた夢宮に対する憎悪と殺意。


「何で私がこんな目に遭わなければならないんだ!!!!!

何で何だ!!私が何か悪い事をしたのか!!!!!

何でだよ!!何でこんな惨めな思いをしなくちゃならないんだ!!!!!」


壁を思い切り殴り穴を開ける小波。

凹みでは無い、完全に貫通した穴である。


『えっ?』


自分の手を見る小波、自分の手がまるで甲殻類の様な形になっているのを認識する。


『何だこれ・・・え?』


自分の声が何だか妙な事に気が付く。

体を触ると体の感覚も可笑しい、混乱する小波。

割れた姿見で自身の姿を見る、そこに居たのは・・・


『な、何だコレ!?』


そこに立っていたのは目は大きく赤く輝き

体中が海老の様な甲殻類を思わせる殻に身を包んだ二足歩行の『怪人』だった。

その姿はシャコの様だった。


『こ、これは一体・・・』

次回【衝動】

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ