親友のためならこれくらい
体育の授業後、教室に戻るとまさかの涙目になっている結月がいた
「え、どうした」
「それは私から話すよ」
遥乃さんが事情を説明してくれた。どうやらこの子、ブラをつけてなくて授業を受けれなかったらしい。しかもまだ買ってすらいないみたいで…
「いやよくそれでこの2日間過ごせたな」
俺は思わずツッコんだ
「制服の下に体操着着てれば大丈夫って思ってた…」
いやそういう問題じゃないだろ、ブラつけてないってノーパンなのと一緒だぞ
「はぁ…今日一緒に買いに行くか?」
俺は呆れながら言った
「え、いいの?」
「ああ、色々してもらってばっかじゃ申し訳ないからな」
「うん、ありがとう…」
放課後、俺は結月を連れてキトーモーカドーにやってきた
「どんなのがいいと思う?」
「いや俺に聴かれても」
俺は困った顔で返した
「あはは…そうだよね」
まさかブラをまじまじと見る日が来るとは思わなかった。でも、意外と見ていて面白いもので、可愛いものからスポーツに特化したもの、大きいものから小さいものまで色々な種類があった。
そういえば、肝心なことを聞いてなかった
「結月ってカップいくつなの?」
「ん?ん〜」
結月が自分の胸に手を当ててどれくらいか測る
「Cかな」
「じゃあこれとかいいんじゃないか?」
俺は黒いデザインのブラを取って渡す
「おお〜可愛い」
「どう?」
「これにする!」
そう言って結月はレジに走っていった。
「ありがとね優」
「いやいや。そうだ、なんか食べてく?奢るよ」
「えっ!いいの!?」
結月が目をキラキラさせる
「昨日今日のお礼もしたいしな、クレープでも食べていこうぜ」
「やったー!」
そう言いながらピョンピョン跳ねる。なんか、可愛い
「どれにする?」
「このいちごバナナチョコカスタードってやつ!」
俺は結月が指差す場所に目をやる。値段は…
980円。
ちょっと高いけど、まあいいか




