気にしなくていいのかな
俺は自動販売機にお金を突っ込み、コーヒーを買う
ここは自動販売機もあるし、すごく静かで快適だ。クラスも部室もなく、物が置いてある部屋しかないから誰も来ることはなく、自分だけの時間を好きなだけ過ごすことができる。だから、考え事をした時や一人でいたい時はここへよく来ている。
さて、気も済んだし帰りますかぁ〜
俺は鞄をもってゆっくり階段を降りていく。すると、なんか女子の声が下から聞こえてきた。この声は、あっちゃんのかなりの友人だ。隠れた方がいいと思ったおれは階段に身を隠す
「てかさ〜最近結月うざいよね」
「ね〜女の子になってからあざとくなったっていうか」
「噂だとあの優と毎晩...って噂だよ」
「あははきっしょ〜揃いも揃って気色悪いねw」
俺らの悪口をあることないことなんの罪悪感もなく笑いながら話していた。苦しい、俺らってそう思われてるのか...
「やっほー」
聞き覚えのある元気な声が聞こえる。ああ、言うまでもない。結月が来たんだ
「お〜結月じゃんね、どうしたの」
「ちょっと先生に頼まれたことがあってね」
「ふーん」
「ま、私たち帰るから、またね」
「うん」
例の女たちが去っていく足音が聞こえ俺はホッとした。ただ、さっきまで悪口を言っていた対象とニコニコで話してる感じだったのは本当に寒気しかしなかった。女ってこええええ
「さてと...もう出てきて大丈夫だよ」
ああよかっt...は?
なんで俺がここにいるのを分かってんだ?戸惑っていると顔を出してきた。俺はびっくりしておばけを見たみたいな表情になった
「な、なんで俺がいるって...」
「まあいつもはあえて探してないけど中々来ない時は何となくここに居るんだろうなって」
「は、はぁ」
「何、ビビってる?」
「ビビってねぇわ。まあでも」
俺はさっきの事を思い出して少しくらい顔になる
「まああれは気にしなくていいよ。女子って基本あんなもんだし」
結月が真面目な表情を見せながら言った
「そうなのか」
「うん、そうなの。ま、とりあえず帰ろ!うじうじしてたって何も始まらないもん」
そう言って結月は階段を駆け下りていった




