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幼なじみからの告白
ペラりと借り物競争の紙を俺に見せながら俺に向かって叫ぶ結月
俺の目の前には絶対見ることがないはずだった幼なじみの乙女な表情と「あなた大切な人」とだけ書かれた一切れの紙
正直、今起きている現実が信じられない。元カノと付き合って、浮気されて、病んで...
このまま、自分はずっと人生のどん底のままだとすら思ってた。だからこそ、自分は結月に感謝しているし
「結月」
「?」
俺の呼びかけで顔を上げる
もちろん答えは決まっていた
…はずだった
俺は口を開こうとした瞬間後ろから送られてくる視線に言動を制限された
「いや、気持ちはすごく嬉しい」
あれ
「でも、なんか」
ちょっと待って
「付き合うのは、ちょっと違う気がするというか」
違う。待て
「好きなのは俺も同じなんだけど…」
もっと違う返し方があるはずなのに、なんで俺、こんなことを…
そう、後悔したときにはもう何もかも手遅れだった




