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僕なんて  作者:
3/4

転機


次の日、僕を変える事件が起きた。



男T「信さまーー!!」


その声で目を覚ますと、部屋の障子がオレンジ色に光っていた。

慌てて起き上がるとほぼ同時にTが部屋に飛び込んできた。


男T「お逃げください」


僕「どういうこと?」

男T「説明してる暇がねぇッス」


僕「わ、わかった」

慌てて寝間着のまま、僕はTに言われるまま部屋を飛び出した。



「ご無事でしたか!?」

その声に振り向くと男Aだった。


「まぁ、でも何が??」

僕はおどおどし、とにかく走りながら、聞いた。


「お父上様がやられました…。」

その一言ですべてが理解できた。

城攻めだった。



「そうか…」

俺は、その後言葉が出てこず、走り続けた。





「危ない!!!」

男Aの大きな声に驚き転けた僕に、男Aが重なるように覆い被さった。


その時の頭によぎった、あの日のこと。


ぁ…、これを起き上がらせようとするとき、手にまた血がついて…。


嫌なことが思い浮かぶ。

頭を振りそんなことないと、言い聞かせながら、男Aを起き上がらせようとした。


生暖かいものが手に触れた…。


僕「そんな…」

嫌な予感は的中してしまった。

僕は頭の中が真っ白になった。


目の前で、敵と戦い攻撃を防いでくれている男Tの声すら遠く聞こえる。


男T「早くお逃げください!」



「どけ猿…」

ボソッと僕の口からそう発せられた。









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