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転機
次の日、僕を変える事件が起きた。
男T「信さまーー!!」
その声で目を覚ますと、部屋の障子がオレンジ色に光っていた。
慌てて起き上がるとほぼ同時にTが部屋に飛び込んできた。
男T「お逃げください」
僕「どういうこと?」
男T「説明してる暇がねぇッス」
僕「わ、わかった」
慌てて寝間着のまま、僕はTに言われるまま部屋を飛び出した。
「ご無事でしたか!?」
その声に振り向くと男Aだった。
「まぁ、でも何が??」
僕はおどおどし、とにかく走りながら、聞いた。
「お父上様がやられました…。」
その一言ですべてが理解できた。
城攻めだった。
「そうか…」
俺は、その後言葉が出てこず、走り続けた。
「危ない!!!」
男Aの大きな声に驚き転けた僕に、男Aが重なるように覆い被さった。
その時の頭によぎった、あの日のこと。
ぁ…、これを起き上がらせようとするとき、手にまた血がついて…。
嫌なことが思い浮かぶ。
頭を振りそんなことないと、言い聞かせながら、男Aを起き上がらせようとした。
生暖かいものが手に触れた…。
僕「そんな…」
嫌な予感は的中してしまった。
僕は頭の中が真っ白になった。
目の前で、敵と戦い攻撃を防いでくれている男Tの声すら遠く聞こえる。
男T「早くお逃げください!」
「どけ猿…」
ボソッと僕の口からそう発せられた。




