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剛腕JK  作者: ロキ
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待ち伏せ


 4人で学校から帰ってる時に、かみなりが鳴った。

あっという間に雨が降ってきて、みんなずぶ濡れになっちゃった。


雨宿りして、小降りになってから、みんなでバッティングセンターへ行った。

まぁ、あたしの自宅だけどね。


あたしのルーティーンをみんなにもやってもらったよ。

まずは、ストラックアウトから。


 落雷初日だから、スピードガンは130キロ超えの表示だった。

最初はヤムちゃんが投げるみたい。

やった事ないって言ってたけど、結構さまになってる。

最初は届かなかったり、ゾーンに入らなかったりしてたけど

だんだんと、ストライクゾーンに入る様になってきた。

枠に弾かれたりしてたけどね。

ただ、スピードガンの表示を見ると、80キロとか出てる。

かなり速い気がするけど、普通なのかな?


次はトレノちゃんの番だ。


トレノちゃんも、ヤムちゃんと似た様な感じだった。

全然ストライクゾーンに入らないけど、最後の方に1球だけストライクになった。

スピードガンの表示は、75キロ。

ふむふむ。


次は、レビンちゃん。


みんなと同じ様な感じだった。

投げ方も変だし、教えてあげた方がいいよね。

今は最後までそのままやってもらうけど。

結局ストライクにはならなかったけど、スピードガンの表示は、73キロ。


みんな70キロは超えるんだね。

凄い気がする。


握力はどうかな?

ヤムちゃんは、50キロ。トレノちゃんは、45キロ。レビンちゃんは46キロだった。

小学4年生の女子の平均が、14キロくらいだから、かなりの力持ちだね。


バッティングは、さすがにみんな空振りしてた。

これはやらないと、なかなか打てないかも。


走るのは、公園に行かないとなんで、今日はやめておいた。

打つのが楽しくなっちゃったみたいで、みんなバッティングをしてるんだ。


 結構遊んでたんで、遅くなってきたから、みんな帰る事になったんだ。

うちから、そんなに離れてないから、3人、それぞれ帰って行った。


この時、送って行けばよかったと、後で後悔した。




トレノちゃん 視点


 途中まで一緒に帰っていたけど、レビンちゃんと、ヤムちゃんと別れて

自宅までの道を歩いていると、前から小学生の女の子が4人歩いてきてた。


見覚えのある顔がいた。

塾でわたしの顔を叩いた子だ。


いやだなと思って、別の道に行こうとしたけど、遅かった。


「北原さん、お久しぶり。」


わたしの顔を叩いた子が、わたしの肩を掴んで顔を近づけてきた。

他の子達も、距離が近い。


「ちょっと来てくれない?」

「え、わたし帰るので、嫌です」


そう言ったのに、


「いいから来いよ!」


って、無理やり、連れて行こうとするから、わたしは、


「離して!」


って言って、掴まれてる手を掴んで、押してやった。


押された女の子は、なんでかわからないけど、吹っ飛んでた。


「あれ?」


わたしはびっくりして、自分の手を見てたけど、押された子や

囲んでいた子達も、びっくりしたみたいで、


「この、なにすんのよ!」


吹っ飛んでいった女の子は立ち上がると、突っかかってきた!

囲んでいた女の子達も、わたしを掴んでくるから、


「やめて!」


って言って、両手を振り払ったの。


そうしたら、みんな吹っ飛んでいった。


「あれ?」


地面に転がる様に手をついてる女の子達が、わたしを見ている。

ちょっと震えてる子もいた。


どうしたのかな? 軽く手を払っただけなのに?

そう思っていたんだけど、女の子達は、そう思わなかったみたいで


「覚えておきなさいよ! 絶対、仕返ししてやるんだから!」


そう言って、どこかへ行っちゃった。


なんだったんだろ? と思いながら、わたしは、自宅までの道を歩いて帰った。





レビンちゃん 視点


 途中まで一緒に帰っていたけど、トレノちゃんと、ヤムちゃんと別れて

自宅までの道を歩いていると、前から小学生の女の子が4人歩いてきてた。


見覚えのある顔がいた。

塾でわたしの髪の毛を引っ張って、突き飛ばして、蹴った子だ。


なんだか、凄くイラついてる感じがする。

この道はやめて、遠回りして帰ろうと思ったけど、見つかってしまった。


「大泉さんだっけ? 話しがあんだけど」


そう言ってその子は近づいてきた。


「わたしにはありません。帰るんで、それでは」


と言ったんだけど、


「ふざけんな! うちらにはあんだよ!」


そう言って、わたしの足を蹴ってきた。


「痛っ? くない」


痛いと思ったんだけど、全然痛くなかった。

前に蹴られた時は、痛くて泣いちゃったのに、まるで痛くない……


「あぁん! てめーふざけてんのか!」


女の子はわたしの胸ぐらを掴んで凄んでくる。

ちょっと恐かったけど、わたしは、さうすちゃんから聞いてるんだ。

1発は1発!

蹴られたら蹴り返せばいいよって。

だから、わたしは、膝蹴りを女の子のお腹にいれた。

さうすちゃんがやってた奴だ。


ばすん!


胸ぐらを掴んでいた手が放れ、白目を向いて倒れていく女の子。


わたしを囲んでいた女の子達は、何があったのか?

まるでわかっていないみたいだけど、倒れた女の子に声をかけてる。


「ねぇ、どうしたの?」

「大丈夫?」

「しっかりして!」


とか。


わたしは自分の手を見ながら、もしかして、力が強くなってる?

と思っていた。


気絶しちゃった女の子を3人の女の子が抱えている。


「くそ! 北原といい、大泉といい、なんなんだよ!」

「覚えておけ! 絶対に仕返ししてやるからね!」


そんなセリフを残して、女の子達は行ってしまった。


わたしは、自分の力が気になって、ぼーっとしながら、自宅までの道を帰った。


レビンちゃん 視点終わり




 次の日に聞いたけど、ヤムちゃんは、何事もなく帰れたみたい。

だけど、仕返しとか言ってる子達がいるのが許せない。

2人は、自分でなんとか出来たから、何もしなくていいって言うんだけど

もっと強い子が来たり、年上の子を連れてきたらとか考えちゃって

凄くもやもやした。

何かあるといけないから、帰りは1人にしない様に、送る事にしたんだ。



お読み頂き有難うございます!

よろしければ、ブックマークと評価の方も宜しくお願いいたします。

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