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剛腕JK  作者: ロキ
89/92

アスレチック


「では、行くとしよう。

翔玲乃とれのに、雷凌れびん。それに夜夢やむもかな。

わしと一緒に行動するようにな。」


「「「はい!」」」


3人の声がハモった。


鎖のついた大きな岩を下る。

もう最初から、大変。

あたしの握力は80キロくらいあるし、体重も軽いから、自分の身体が

羽の様に軽く感じて、ずっとささえていられるから、なんともないけど

みんなは、大変みたいだ。


単純に恐いってのもある。

下を見ると崖になってて、落ちたら死んじゃうって思うもんね。

あたしも最初はそうだったからわかるけど。


「ここを下りるんですか……」

「…………」


レビンちゃんは絶句してる。


「そうだよ。わたしも最初は無理だったよ。

でも、行ける様になったよ。ここはね。

まだ行けない所もあるけどさー」


ヤムちゃんは、そんな事をいいながら、鎖場くさりばくさりをつかみながら

下りていった。

あたしも続いて下りる。

2人を下で待ってないとね。


まずはトレノちゃんから下りる様だ。

雷様かみなりさまと一緒に下りてきた。

ちょっと下に雷様かみなりさまがいて、アドバイスをしている。


下から見ていたんだけど、意外と安定してる様に見える。

雷様かみなりさまが、山に来ると、身体能力が上がるって言ってたけど

どのくらい上がるのかな?

恐さを克服すれば、意外と早く一人で下りれる様になるかもしれない。

ヤムちゃんもそうだったしね。


そんな事を思ってる間に、トレノちゃんは下りてきた。


「やったね! トレノちゃん!」

「はい、恐かったけど、なんとか下りれました」

「わたしも頑張らないと、すぐに追いつかれちゃうな」


ヤムちゃんはそんな事を言ってる。


雷様かみなりさまは、岩を登って、今度はレビンちゃんと

一緒に下りてきた。


「レビンちゃん、がんばれー!」

あたしは、思わず声をかけちゃった。

すると、みんなも同じ様に声をかけてた。


レビンちゃんもトレノちゃんと同じ感じだ。

意外と安定してる。

ぐらともふらともしない。

1歩1歩確実に下りてくる。


そして下に着いた。


「レビンちゃんも大丈夫だね!」

「はい、なんか力が強くなった気がします」

「そう! わたしもそう思った!」


レビンちゃんがそう言うと、トレノちゃんも同意した。


「山に来ると、力が強くなるって、雷様かみなりさまが言ってたよ。

足の悪かったわたしが、山に登れたのもそのおかげだし」


ヤムちゃんが、教えてあげてると、雷様かみなりさまも参加してきた。


「そうじゃな。ここに来ると身体能力は上がるんじゃ。

記憶は全て忘れてしまうが、身体は覚えているのでな。ここで鍛えて

帰るといい」


「そうなんですね! わかりました、がんばります!」

「身体は忘れないんですね。凄い……」


「あのおへそみたいになれる様に、がんばらないと!」


ヤムちゃんがそう言うと、2人の目がキラリと光った気がした。


「そうですね! 頑張らないと!」

「やります! わたし!」


そんな感じで、鎖場くさりばの岩を下りていき、丸太橋を渡ったり、

ロープと板だけの橋を渡ったりして、山を下りていく。


 遥か下に川が流れている様な場所を、渡るってのはかなり恐い。

足がすくむどころじゃない。

1歩も歩けなくなる。

2人も例外なくそうなったけど、雷様かみなりさまにおんぶしてもらったり

して渡ったよ。


 ヤムちゃんも最初はそうだったらしい。

でも、今一人で渡れてる姿を見ちゃうと、2人も思うところがあるみたいで

2回目の時は、おんぶされずに、命綱を掴みながら渡ったよ。


うん、2人共頑張りやさんだね。


丸太を組んで作ってある橋。ロープと丸太の不安定な足場を歩いて渡る。

ロープのあみが張ってある場所へ、高い木の上からダイブしたり、

至る所にロープで足場を作ってある大きな木を登ったりしながら、

山を下りていく。


ようやくふもとの入口に着いた時には、ふたりはぐったりしていた。


「こんなに恐い体験は、はじめてかもしれません……」

「そうですね。高い場所がこんなに恐いなんてしりませんでした……」

「だよねーわたしもそう思うよ。」


トレノちゃん、レビンちゃん、ヤムちゃんがそんな事をいう。

あたしもそう思ったから、みんなも同じなんだなって思った。


今が午後2時くらいだって、雷様かみなりさまが教えてくれた。

という事は、11時過ぎに山小屋を出たから、大体3時間かかった感じか。

帰りもそのくらいかかるとして、少し休憩するから、6時くらいに着く

かな?

今日はそれでおしまいだね。

あっちの時間なら、とっくに寝てる時間になってると思うけど、

ここに来ると、意外と平気で眠くない。

ここの時間に合わせられてるのかな? なんて思ったりした。


休憩して、山小屋に帰ろう。

帰りは、登りだ。


お読み頂き有難うございます!

よろしければ、ブックマークと評価の方も宜しくお願いいたします。

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